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照明器具の造作 ①

2010 - 09/22 [Wed] - 00:00

多摩ニュータウン:公団分譲団地 現場
RC壁式構造 地上5階建 築年数:34年

is・Livingがキッチンの照明を造作した工事実例です。
ダイニングキッチンの広さは約7畳、元の照明器具は天井に2か所あるブラケット(取付位置)にシーリング(直付)タイプの円形の蛍光灯(白色)でした
P6250009.jpg

内装工事に伴い、天井のクロスを張替えることになったのですが、一つ問題が・・・・
こちらのお宅は過去に一度、天井クロスの張り替えを実施しているのですが、新築時から天井の形状が部屋の四隅が平らではなく、縁の部分がわずかにR(曲がって)になっていました。
そこに砂のような吹き付けで仕上げてあったものを削った上にビニールクロスを貼っていたのですが、下地の形状の隅が丸い為、無理やり貼っているのでどうしてもそこから継ぎ目が目立ちます。
このままクロスを張替えても出来なくはないのですが、最初はキレイでも時間が立つと再び継ぎ目が目立つようになってしまいます。

そこで私はお客様に「天井フカシ工事」を提案しました。

この「天井フカシ工事」とは、天井面に桟を打ってフラットな天井下地をつくるというものです。
メリットはもちろん天井がフラットになるのでクロスがキレイに貼れる様になります。
しかし、デメリットとして、桟と下地材の厚み分が既存の天井面より低くなってしまいます。
P9210067.jpg

この団地の天井高は2m40㎝ 元から決して高い天井ではありません。
そこから更に低くなるのはお客様は不安になって当然です。
実際に低くなるのは桟の厚み約3㎝+天井下地材が5.5㎜=3.55㎝のマイナスです。
P7230085.jpg

さぁ、お客様に納得いただける説明が必要です。
私は数字上の天井高ではなく「感覚的な高さ」についてお話しました。

まず、元々貼ってあったクロスが白というよりもアイボリー系で凹凸感のある柄でした。
このクロスに張替えて未だ10年未満とのことでしたが、この凹凸柄で、全体が黄ばんだように見えています。

そして天井面が例の縁の部分が元々下がっているのでクロスの継ぎ目のシワ寄せが目立ってキレイではないばかりではなく、元々の貼り方の問題で全体的に継ぎ目があちこち目立っていました。
照明器具は天井に直付けの蛍光灯なので明かりを点灯するとその天井部分をチカチカと照らしているので更に「粗」の部分が強調されてしまっていました。

そこで天井を3.5㎝下げてでも天井がフラットになったことで従来より低く見えない方法と理由を説明します。

まずはクロスの選び方!
元のクロスよりも20%位明るい「真っ白」に近い色で表面柄も凸凹が少ないシンプルなものを選ぶ。
これによって天井面に「歪んだ影」が無くなり、全体が明るく見えてきます。

そして今回の記事のテーマである照明器具を工夫する!です

元々の照明器具も天井直付け型なので薄型ですが、それでも高さ(厚さ)は10㎝以上あります。
取付位置が2か所あるのに部屋の中心を照らさないので器具が大きい割に目に映る明るさは大したことないばかりか、白い蛍光灯の光は人の目線より上の天井にばかり反射するのです。

今回、その光の質を変え、天井をスッキリさせる目的で照明器具をデザインして造作することにしました。

天井をフカした桟の厚み(約3㎝)分、天井内に懐が出来ました。
何もしないで塞いでしまえばそれでも良いのですが、せっかくなのでこの3㎝の懐を有効活用します。
一つは元の取付位置が良くなかったので位置変更する為、配線を隠しました。
もう一つはこの懐分、器具を半分埋め込む様にデザインして造作しました。
元々2か所、それぞれ別のスイッチ回路だった照明配線は一つはメイン、一つはサブに分けました。

まずはサブ照明   用いた器具は「21Wスリム管」の蛍光灯 
従来のFL管に比べて筒の径は半分という細い蛍光管です。
その他の工事で余ったパインの廃材を利用して、このスリム管を2連結で納める長さ=180㎝ 幅5センチ 高さ5センチの内法サイズで凹型の箱を造ります。
P7220076.jpg

そしてこれを元の天井にピッタリと付け、桟の横から抱かせるようにビスで固定した後、この照明を避けるように下地をピッタリと貼っていきます。
P7230086.jpg

工事中、最初はゴチャゴチャに見えますが下地を貼るとスッキリします。

P7240113.jpg
3.5㎝下がった天井に高さ5センチの照明BOXを埋め込んだので、天井面からはわずか1.5㎝しか飛び出しません
これで元の天井から高さ10㎝の照明器具を付けるよりもスッキリするのです。

こちらのお宅のキッチンレイアウトは部屋の真ん中にテーブルを置き、そこを中心に片方の壁が流し台、片方の壁に冷蔵庫や食器棚が配置されています、
したがってサブ照明はその動線上2か所に同じ配線で設置しました。

続いてメイン照明です。
実は他の工事として、この部屋の中心にあったテーブルも機能的なものに造作したのですが(こちらはまた別の記事でご紹介します)、料理を盛りつけたり、軽食をとったり、小休止をする「島」があります。

メイン照明はこの「島」を集中的に照らすように造作しました。
フカした天井懐に配線を隠せるので位置はどこでも自由自在です。
「島」を集中的に照らすのであれば、市販のスポットライトを取り付けるのがもっとも手軽なのですが、天井が3.5㎝低くなったところにスポットライトがぶら下がってもおかしくはないのですが、部屋全体のインテリアを見るとスポットライトのデザインがアンバランスでした。
そこでサブ照明と同じイメージのものを造作したのです。

スポットのように狭い照射角度で光を直下に当てたかったのでダウンライトを用いることにしました。
さて、お気付きでしょうか?
天井面と面一のダウンライトは器具を納める為に天井懐が必要ですが、この現場の天井フカシ工事で得た懐は3.5㎝しかありません。 どんなに薄型でもダウンライトの高さは最低10㎝はあります。

そこで、お客様の「こうなったら好きにやっていいよ」とのお言葉に甘えてフローティングイメージの照明造作にしてみました。

P7260004.jpg
部屋の中心となる「島」(テーブル)の上部天井を予めフカシ部分を無くして凹形状に仕上げておきます。

その凹形状とサイズに合わせて軽量のベニヤで長方形(180㎝×30㎝)に切って、ダウンライトを納める丸い穴を2つ開け、器具を取付けます。
ベニヤの断面はサブ照明で使ったパイン材で四方を縁取り化粧して、表面は天井と同じクロスを貼ります。

これを凹部分の内側で3本の脚で吊るすように取付すると、人の目線からは脚が見えにくくなってまるで照明器具が浮いているように見えます。
P9150032.jpg
 (ゲタを逆さまにしたようなイメージです)

元々のフカシを無くした分で3.5㎝のクリアランスがあるのでダウンライトの懐分を12㎝確保しても照明器具が下がるのは10㎝弱なので圧迫感はありません。

う~~~ん、ちょっとこの立体イメージを文書で説明するのは難しいですね・・・

では、写真で完成具合を見てください。
P9180061.jpg

P9180060.jpg

いかがでしょうか?

一番上の工事前の状態の写真と比べるとモダンな感じになりました。
長方形の部屋に合わせて縦長(180㎝)×3個所を並行に並べ、光がムラ無く下を照らします。
結果としてお客様も目で見た感じ、天井が3.5㎝も下がったとは気付かないとおっしゃっていました。
天井の中心部だけ、真下を照らすメイン照明が主張していますが、その分、周りがむしろ高くなったような錯覚をするようです。

更に、サブ照明に用いたスリム管がとても細いので圧迫感が無く、それを納めるBOXも「天井埋め込み型」になっているので照明器具数が増えたにも関わらず、シャープでスッキリしました。

従前の照明器具は光の大半が天井を照らすので天井が白くチカチカする割にテーブルの上など、本来照らすべきところにキチンと光が届いていませんでしたが、今回の工事で天井の反射を抑え、全ての光を真下に照射するようにしたことで手元が自然に明るい目に優しい光になりました。

さて、このように解説すると、たかが天井にずいぶんと手間をかけたような感じがすると思いますが、実はコレ、かなり合理的に・・・というよりも、むしろ「ついで」に手を加えたようなものなのです。

元々はクロスをキチンと平らに貼れるように天井をフカシて平らな下地をつくろうというのが主目的です。
どうせ下地を組むのなら、たとえ3㎝の隙間でも天井懐を有効に使おうというのが照明配線を通して照明器具を適切な位置に取付ようということになりました。
そして、フカシ天井に要したコストを活かす為に、新しい照明器具は市販の器具を購入するのではなく、天井工事の「廃材」で造作したところがポイントです。

ちなみに今回のコストは以下の通りです
天井のフカシ工事の費用は材料+工費合わせて約4万円
照明の造作に使った材料費は廃材利用の為、0円
サブ照明のスリム管はホームセンターで購入したので1本2980円×4本
メイン照明のダウンライトは今回の現場ではたまたま私が持っていた中古の器具を用いた為、0円

※もし、廃材利用でない場合でもランプ以外の照明部分の造作材料費は1万5千円以内で収まります。

その他のキッチン内装工事を合わせた工程に組み入れてあるので、工費は実質的にかかっていません。
お客様の「好きなようにやっていいよ」と言っていただいた信頼に応えるように、手間を惜しまず努力した結果です。
また、お客様にも「廃材利用」の意味を理解していただき、メリット・デメリットを納得いただいたからこそ生まれた工夫とも言えます。

同レベルの照明プランを普通に市販の器具で選べばコストはもっとかかったでしょう。
その部屋に合う快適な空間が出来たならばこれは金額には替えられないものですが、工夫とアイデアを活かすことで最終的にローコストを実現するのがis・Livingの工事の取り組み姿勢です。

これからも、こんなワンポイントの工事実例を紹介していきたいと思います。


本工事の詳しいお問い合わせは下記Eメールまでお気軽にお問い合わせください・ 
sasaki@is-living.info
電話でのお問い合わせはis・Living営業企画室:042-319-6480




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エクステリア工事 門扉・ファンクション

2010 - 10/02 [Sat] - 00:00

八王子市一戸建て住宅現場
 工事個所:門扉交換及び門柱~ファンクション作成


一戸建て住宅のリフォームには家屋だけではなく、エクステリア工事(外構工事)があります。
具体的には自動車の駐車スペース・敷地周りのフェンス・そして今回ご紹介する門扉周りなどが代表的なものです。

家というのは家屋だけがキレイで立派でもそれを囲む外構も含めて整えないと全体のバランスが悪くなってしまいます。
注文住宅の場合は家屋の建築の際、外構も含めてプランニングされていることと思いますが、それでも全体の予算の中で家の外の分をあまり重要に意識していないと後から思わぬ出費に感じたり、もっと悪い場合は「今回はとりあえずそのままで」などと手を付けないでしまったりします。

建売住宅の場合は最初から外構も含めた設計プランになっている物件と「外構は別途ご自由に」的に隣地境界をフェンスで仕切っただけの物件があります。
販売価格が安い物件でも外構が含まれていない物件はそこから更に外構工事分の予算を捻出しなければならないか?割り切って外構をしないオープンスタイルの家にするかですが、昨今は防犯上、住宅地では各戸きちんと区切りをつけて敷地内は囲んだ方が安心・安全でしょう。

今回ご紹介する工事実例は八王子市の一戸建て住宅の門扉の交換です。
006.jpg

こちらのお宅は八王子市で新しく公団により開発された高級分譲地の中にあります。
その中で公団が民間企業と企画した大型建売住宅です。

敷地が80坪以上ある恵まれた住環境で周辺も同じようにきちんと街づくりされていますが、家屋はよくある同じ意匠の建物が並んでいるのではなく、企画参画した各住宅メーカーがそれぞれの設計と仕様で建築しているので、建売と聞かなければどうみても注文住宅としか思えません。

そんなすばらしい邸宅なのですが、それでも建売だとわかる部分がありました。
それは門扉です。
この辺一帯の世帯が同じ門扉と門柱なのですが、今回、この門扉の交換依頼を受けました。

実は以前にもご近所で同様に門扉・門柱の交換工事をしたことがあります。
今回のお客様はその時の工事と仕上がりを見てis・Livingをご紹介いただいた経緯があります。

周辺一帯を観てまわると、なるほど・・・・
全体の1/3位の世帯が門扉周りの交換工事をしていました。
分譲されてから既に10年以上が経過しているので、この地域はまさにリフォーム工事業者の激戦区です。
それにしてもどちらの家もとにかく立派です。
しかし、それに対して分譲当時から付いていた残り約2/3世帯の門扉の状態は多少の差はあれど、全て限界に近いほど劣化が進んでいました。

その原因は、この門扉が木製のラティス扉(格子)だったことにあります。
各戸の敷地が広く、街づくりの一環で景観を考えて設計された外構はよくあるフェンスではなく、生垣(いけがき)で構成されています。
それに合わせた門扉ということで、このラティス扉が採用されたのだとわかります。

このラティス扉は当時の流行でもあったので、大手のエクステリアメーカーやアルミサッシメーカーでもアルミ製のラティス(見た目は本物の木のような意匠)が多数作られていたのですが、ここが「公団らしい?」というか?
ご丁寧にも本木製のラティス扉とそれに合わせた木製ラティスのファンクション(門柱+周辺)という仕様を採用した為に新築時からわずか数年で門扉の劣化が始まりあちこちで不具合が起きていました。

具体的には木の部分が雨水で濡れて腐ってしまい、アルミのフレームから外れて四角い扉が斜めになって菱形に変形してしまうのです。
各家々でそれぞれお手入れされているようですが、防水塗料などを塗っていてもこの素材は10年以上品質を保つことは無理でした。

今回のお客様のお宅も故意に軽く蹴飛ばせばあっという間にバラバラになってしまいそうな位、劣化が進んでいました。
いよいよ限界を感じたお客様は以前工事をしたご近所のお宅へ相談に行き、is・Livingをご紹介いただいたのです。

最初にヒヤリングに伺ってお話を聞いて「なるほど」と思うことがありました。
これだけリフォーム業者の激戦区であれば、当然、外構工事の業者さんも営業に来ているはずです。
ところが聞いたところ、「工事はするが、門扉はお客様側で選んで下さい」というスタイルの業者さんばかりだったそうです。
何十・何百種類の門扉のカタログから好きな物を選べと言われてもお客様は困って当然です。
門扉の価格は下は数万円から上は何百万円まであるので予算だって決められません。
また、その家屋に似合うデザインだってアドバイス無しではわからなくて当然です。
このお客様はそんな経験をして、過去に一度計画を中止したままの状態でした。

確かに「5種類の中から選ぶ」と「50種類の中から選ぶ」では一見選択肢が多いことが良いように聞こえますが、実はお客様はとても迷ってしまうのは当然です。
かといって、業者側は適当に好き勝手に選んでしまっても誠意がありません。
だからこそ、この5種類を真剣に厳選することが重要なのです。

is・Livingはお客様から色んなお話を聞きます。
それはこの工事に直接関係ないこと、つまり、ご家族構成や日常の過ごし方、近隣の様子などです。
これをお聞きすることによってそのご家庭のライフスタイルが見えて来ます。
例えば・・・
留守がちのお宅なのか?
お年寄りや体の不自由な人が同居しているか?
来客が多いか?
近所で空き巣など発生していないか?
  などです。

これを持ち帰り、現状の家屋の外観と照らし合わせて、その家に似合う門扉のチョイスを始めます。
お客様には見積を提出するに当たって、予めお約束事を決めておきます。
今回は以下の3点でチョイスしたプランと見積で提出することにしました。

is・Livingがベストと思う推奨プラン
②既存の門扉に近い雰囲気で耐久性のある材質のプラン
③推奨プランよりももう1ランク上級のプラン


ご予算は告げられていません。
正確にはお客様自身が予算はいくらくらいなのかわからないからご相談を受けているわけです

だからこそ、観て聴いて感じたことを整理してたくさんの種類の中からお客様のお宅に似合う納得のいく予算でプランしていくのです。
PA010108.jpg
既存のラティス扉と同じ意匠のプラン②

PA010106.jpg
推奨プランより1ランク上級の門扉のプラン③

このようなある意味「お任せ式」のプランは一見楽なようですが実はすごく難しいことで、自分のセンスと誠意を試されます。だからこそ、プランする側は真剣にチョイスした「推奨プラン」1本で勝負したいのですが、それはひとつ間違うとお客様に対してニーズの違うものを提案してしまう危険があります。
PA010107.jpg
今回採用された推奨プランの門扉

is・Livingは、どんなに「任せる」と言ってくださっても手間をかけてこの推奨プランを観て比較検討できる代案を用意することにしています。

また、今回は門扉交換に合わせてその両脇のポスト・インターホンを納める門柱(ファンクション)と電気・水道の検針メーターを隠す壁も交換するプランにしました。

こちらは門扉と同メーカーの専用ファンクションを組み合わせた言わば「既製品」の構成とブロックを積んで各機能を納め、外装を仕上る手造りの2つのプランを用意しました。
PA010105.jpg
メーカー既製品のアルミ製ファンクションのイメージ図

私自身はこの家の軟らかい色調には既製品の無機質でシャープな感じよりも多少雑味が出ていても手造りの方をお奨めしたいですが、まずはお客様が2つのプランを観てどう反応するかを確かめるまでは黙っています。

こうしてプレゼンテーションした結果は全てis・Livingの推奨プランで即決しました。
もちろんご予算もご了解いただきました。
ファンクションは手造りすると既製品より若干手間賃がかかるのですが、お奨めのプランを気持良く快諾いただけたので私なりに大勉強させていただきました。
そうしてでも素敵な外構にしてお客様の喜ぶお顔が観たかったからに他なりません。

こうして工事は正味延べ4日間で完了しました。
手造りのファンクション部分はブロック積した後で「美ブロ」というブロック専用の表面仕上げ材で仕上げてありますが、これはザラザラした「塗り壁」のような感じでとても軟らかい雰囲気を醸し出します。
PA010109.jpg

色は家屋の色に合わせたものですが施工時は水分を含んでいる分、やや違う色に見えるので「時間が経てば徐々に色が落ち着きます」と説明してもお客様も最初は心配されました。

しかし、時間と共に色は落ち着き、いかにも真新しいというよりも前からこんな感じだったかのような自然な感じの外構になりました。
そこから延長上に続く生垣ともよくマッチしています。

007.jpg

かいところでは、通常は片側だけを開け閉めする動線を考慮して観音開きの門を左右7:3の非対称にして片方を閉めたままでも従来より開口が広くなりました。
ポストは以前よりも薄くて大型の物をプロック門柱にきれいに納めてあります。

また、門の角脇にある電気・水道の検針メーターは表示部分を覗きこめるように真四角の窓を開けてあります。
008.jpg

今回のお客様のお宅のように北側玄関・北側門扉の場合、家の中にいると来客でインターホンが鳴ってもだれだか見えないのでインターホンはカメラ付のものに交換しました。

このカラーテレビドアホンも一昔前から比べるとずいぶんリ-ズナブルな価格になりました。
ホームセンターなどの量販店でも安く購入出来、取付も簡単なので自分で交換出来る人は防犯抑止効果の為にも是非取付けてみてください。

外構工事は工事自体のスキームは簡単なのですが、その仕様を決めるプランニングとコーディネートが大変です。
これから外構を検討されている人は、まずは近所や出先の街中の住宅を意識して観ることで自分好みのスタイルまでは決められると思います。
家屋とのマッチングと予算を組み合わせるところまでくれば専門業者との打ち合わせも相手ペースに呑まれずスムースに進むと思います。

is・Livingはもちろん、最初からお客様とのヒヤリングに十分に時間をかけて、お望みの好まれるスタイルのプランを提供します。
家の入口である門構えを格好良くすると家全体が引き締まるだけではなく、家運も良くなりますよ。


エクステリアプランのご相談はどうぞお気軽に下記までお問い合わせください。
is・Living営業企画室
E-メール:sasaki@is-living.info
電話:042-319-6480 FAX:042-319-6481






給湯器の寿命は?

2010 - 10/05 [Tue] - 00:00

八王子市一戸建て現場:給湯器交換工事実例

マンションでも一戸建てでも今はほとんどのご家庭の水周りは蛇口をひねればお湯がでるのが当たり前になっています。
一部では未だ外付けの「ガス瞬間湯沸かし器」をお使いのお宅もあると思いますが、旧式の湯沸かし器で吸排気、特に排気による事故がよく報道されるようになってからはメーカーも修理よりも安全のためにも新しい給湯器への交換をお奨めしています。

同じく旧式の給湯システムとして、風呂釜のバーナーでその他の給湯も行う「バランス釜」というのもありました。
浴漕の横に連続して付いている風呂釜の事ですが、これは排気は外に出すようになっているので安心ですが、常に「種火」が点いた状態の為、安全面・燃費の面では不利です。
また、限られた浴室スペースの中でこの釜の占める大きさはけっこうあるのでその分、浴漕が狭くならざるを得ません。

また、20年位前には安全面・経済性の点で深夜電力を利用した「電気温水器」が流行った時期がありました。
電気代が安い夜中にタンクの中の水を電熱で沸かすシステムです。
火を使わないということで火災や排気ガスによる事故なはく、ガスや灯油に比べて電気は燃費が安いのですが、けっこう短所もあります。

まずは、一日にタンクの蓄積量分のお湯しか使えないので家族数の多いご家庭などではシャワーを頻繁に使ったりするとタンクの容量をオーバーしてしまいます。
また、お風呂では「追い焚き機能」が無いので真冬などは時間を空けてから入ると湯が冷めてしまい、再び温めるには新たに湯を足すしかありません。

そして何よりもランニングコスト(電気代)が安いという代わりにイニシャルコスト(機械設置費用)がけっこう高いので、電気代で元を取るにはかなりの年月を要します。
おまけに設備そのものがけっこう大きなものなので設置場所もそれなりに必要です。
この要素は太陽光を利用したソーラー温水器も似た性質がありますね。
但し、電気温水器は故障は少ないようで、長年使用し続けても機械の耐久性はどうやら優れているようです。

給湯設備はそんなことも含めて現在はやはりガス給湯器のシェアが圧倒的に多く、主流となっています。

種火の必要が無く、家屋内のリモコンスイッチをONにしておくだけで、予め設定した温度の湯がいつでも蛇口から出ます。
火力もあるので真冬でも安心してお湯が使えます。

こんなことは日常生活においては、わざわざ問題視するまでもなく、蛇口からお湯がでるのは当たり前になっていますが、この「当たり前」が突然機能しなくなったらどうしますか?

それでは、冬の例えでちょっと想像してみてください。

シャワーを浴びていたら突然、湯が水になってしまった
寒い外から帰って来て真っ先に風呂に入ろうとしたら湯が出ない
これ、辛いですよね?

でも今の給湯器が10年以上も使っているものだとしたら?起きないとは限らないことです。
どうですか?故障の確率は別にして、現在お使いの給湯機が10年以上経っているお宅はけっこうあるのではないでしょうか?

ガス給湯器とうものは、いわゆる「釜」の部分が故障することは滅多にありません。
吸排気の不良は施工が悪く無ければまず起きません。
故障の一番の原因個所は家電製品などと同じく電気基盤なんです。

ほとんどのガス給湯器は家の外に設置してあるので取付位置や気象条件などさまざまな原因があって個体差がありますが、スイッチ関係の基盤の通電が悪くなったり、漏電したりして点火しなくなるわけです。

機械の中には漏電ブレーカーがあるので、突然点火しなくなってしまったら4~6個所位ある本体のカバーを外して漏電ブレーカーを確認してみてください。
機械の中に必ず操作査方法が表示してあるはずなのですぐに解かります。
ブレーカーにある「リセット」ボタンを押せば何事も無かったように正常に作動するはずです。

ここで解決できた場合のブレーカーが落ちた原因として考えられるのは突発的な台風のように思いもよらない角度から強い雨水が大量に入り込んだとか、近所で落雷があった時などが考えられますが、頻繁にブレーカーが落ちる時は経年劣化が原因か、もっと深刻な故障でしょうから、その時は基盤交換修理が必要です。

基盤故障では無い時は、点火装置や最悪は釜そのもの、給排水管・温水管の接続部分などで、その時は給湯器の寿命なので、修理ではなく、新しい機械への交換とまります。

では、その給湯器の寿命とはどれくらいなのか?ですが、メーカーが言うあくまでも目処としては10年~15年と言われています。
しかし、使用条件・設置条件などによっては5年で壊れてしまうこともあれば20年以上全く壊れない場合もあり、はっきりとした寿命は断言できません。

以上のことを事前に意識していただいた上で今回の施工現場実例は給湯器交換工事です。

042.jpg
上の画像は工事完了時のものです

現場のお宅の給器は新築時からのもので、経年約12~13年位です。
設置場所は適切できちんと設置用の基礎にアンカー留めされてあり、更には配管の防露も防露材を巻いた上からステンレスのカバーまで施されていました。  ※防露材=断熱して結露を防止するもの(スチロールなど) 

今回の故障の原因は機械本体の中に慢性的に水が入って電気基盤・点火装置が徐々に劣化していったのですが家の設計上、給湯器はベストの位置だったのですが、基礎まで造っておきながら「床置き」にしたことで風雨にさらされてしまったわけですが、設計段階でそこまで読みとるのは難しいと思います。

最初に連絡をいただいた時には故障個所が電気関係だということはお客様もわかっていました。
どうやら強い風雨に当たって給湯器の電源を取る為の屋外コンセントの劣化がみられました。
まずは屋外コンセントの電圧をチェックした後、交換作業をして給湯器にリセットをかけたところ、正常作動したのですが、その翌日に再びお客様から連絡があり、また作動しなくなったとの事です。

今度は本体の基盤を外してチェックしてみたところ、点火装置までサビて劣化していました。
部品交換で対応できるかをメーカーに問い合わせたところ、答えはNO
年数が経っているモデルは部品供給が終了していたのです

こうなると修理ではなく、交換工事になります。
しかし、メーカーから機械の入荷まで数日を要してしまいます

幸いにも、こちらのお客様のお宅は「2世帯住宅仕様」だったので2階にも浴室があり、その給湯設備は別に独立していたので、入荷までの期間はそちらを使用していただき不自由を逃れました。

交換工事そのものは4~5時間の作業です。

今回の工事では新しい給湯器を元の基礎に置くのではなく、雨水が入り難くする為に「壁掛けタイプ」のものに変更しました。
039.jpg

基礎はそのまま残し、その横から立ち上がっている給水・給湯管を壁の位置まで延長する作業が加わります。
038.jpg

配管が終わるときちんと防露材を巻いていきます。
040.jpg

043.jpg
キレイに巻きあがりました。

最後に基礎から出ているアンカーを躓かない様に切断します。
044.jpg

新しい給湯器用に室内の2か所(浴室と台所)のリモコンセットも新しくしました。
045.jpg

既存の給湯器は「20号タイプ」という一般家庭用で最も使われている出力のものでしたが、今回の工事でお客様
には「24号タイプ」の強力な機械をお勧めして工事させていただきました。

お湯の蛇口は一般的に台所・洗面所・風呂の3か所が多いですが、浴槽にお湯はりしている間、台所や洗面でお湯を出すとどうしても水流が細くなります。
一応平均的な20号給湯器ではこの3か所で同時にお湯が出せるとされていますが、現実的にはやはりお湯が細くなります。

逆にこの「20号タイプ」より更に出力の小さい「16号タイプ」の給湯器が付いている住宅もけっこう少なくありませんが、さすがに16号は出力の弱さを如実に感じます。
今回、お客様にはそんなお話をして「どうせ交換なら」ということで大型でゆとりのある機種を選んでいただきました。
機械の価格は少し高くなりますが(工賃は変わりません)、それだけの効果は得られるので、私はこれから交換をされるお客様には高出力型の機種をお勧めしています。

現在「16号タイプ」の機械を新たに交換される場合でも、最低でも「20号タイプ」の出力は必要かと思います。

皆さんのお宅の給湯器は何号タイプですか?
機械本体のカバーに表示されている「GT」とか「T」という記号のあとに番号がついていますが、最初の2ケタが出力数字なので是非確認してみてください。

031.jpg
↑この場合「T-208・・・」だから20号タイプです

そして、給湯器には「オート」「セミオート」「フルオート」と3つのタイプがあります。
(この記事では全て「追い焚き機能」付きの機種です)
これは浴槽への給湯時の制御システムの違いで、「オート」は点火はボタンひとつで給湯開始しますが満水になったかどうかを自分で確認して自分で止める必要があります。
「フルオート」はボタンワンタッチでお湯はり~停止~保温までを全て自動で行うので、うっかりお湯が満タンで溢れるようなこともなければ、お湯を停止した後、しばらく経って湯が冷めないように一定温度を保ってくれます。
(「オート」タイプは給湯は蛇口からですが、「フルオート」は浴槽内の一つ穴からお湯が出るんで蛇口は不要になります)

7~8年くらい前からのリモコンにはスイッチの動作を音声案内で「お湯はりをします」「間もなくお湯はりが終わります」などと知らせてくれたり、浴室内で何かあった時に台所のリモコンと通話できる機能などが付いています。
給湯器はそんなに頻繁に交換するものではないので、年月が経ってから最新機種に交換するとこんな技術やアメニティーの進歩にちょっと感動したりしますよ。

さて、皆さまのお宅の給湯器の調子はいかがでしょうか?
頻繁にブレーカーが落ちたり、浴槽への給湯中に何度か中断して時間がかかったり、追いだきしようとしてもなかなか点火しない、などという症状は出ていませんか?

機械の経年が10年以上経っていたりすれば、それはそろそろ寿命のサインかもしれません。
前記で敢えて触れたのですが、メーカーさんが言う寿命=10~15年というのは交換部品の供給ができる期限と並行しています。
これも家電製品などと同じシステムで、ある程度、年数が経ったものは修理対応ではなく、買い替えの方向に導かれるようですね。

is・Livingでは、どんな場合でもすぐに交換ではなく、まずは修理から検討してみます。
そして部品の供給が不可能になっていた時は、安全面などからも交換工事に切り替えます。
交換ということになれば、現在のお住まいの状況に見合う出力性能と機能をチョイスしてご提案します。


<参考までに>
既存と同位置で配管からの繋ぎ替えだけの交換の場合、20号タイプで工賃込み20万円くらいです。
配管の引き回しや加工などが必要な場合はその工費がプラスされます。
詳しくは直接現場を調査してからの見積もりになりますが、最適で無駄な費用がかからない工法で検討しますのでご安心ください。

これから冬を迎えますが、給湯器の突然の故障は交換工事に着手できるまでの期間、お湯が使えなくなることを前提に「おかしいかな?」と思った時には早めに診断を受けられることをお勧めします。


本工事、並びに給湯器修理・交換工事への質問は下記までお気軽にお問い合わせください。
is・Living営業企画室
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換気扇は吸排気バランスが肝

2010 - 10/09 [Sat] - 00:00

多摩ニュータウン:・公団分譲団地 現場
換気扇交換工事実例


現代のお宅のキッチン換気扇はシステムキッチンユニットにセットされているものが多いですが、築年数が30年以上経っているところは、一戸建てでもマンションでもまだシステムキッチンが普及していなかったので当時のままの環境のお宅は、換気扇というといわゆるプロペラ式のファンが付いているところが多かったと思います。

キッチンの場合は普通、火元であるコンロ上部の壁に設置されていて、そのコンロから上がった煙を換気扇の前で集めるように大体はフードが付けられています。

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昔ながらの家屋の台所の大半は流し付近に窓があって、そこからが外気を入れ、換気扇を回して料理の時に出る煙や臭気を流しの周りで循環させて外に出していました。

しかし、このプロペラファンは、簡易な構造で、価格も手頃ですが、構造上、壁に直接取付する為に、無風のときや気密性が低い場合は風量が多い反面、外の風の影響を受けると、風量がダウンするため、気密性の高い建物や高層階への設置にはあまり適しません。
また、激しい風雨の時などは逆流してファンを逆回転させながら雨水が室内に入ってきたりします。

そこで、現代の換気扇はプロペラファンに代わってシロッコファンが主流になりました。
シロッコファンとは、天井や壁の中に巡らしたダクトを通じて湯気や煙を排出口まで誘導するダクト式の排気の場合に使われるタイプの換気方式です。筒型のケースに無数の羽根が縦方向に付いているのが特徴で、屋外の風やダクトなどでつなげた場合でも風量が安定しているため、最近のマンションに多く見られるキッチンに窓が無い部屋でもダクトを通して安定した圧力で室内の空気を外に出してくれます。
現代のシステムキッチンユニットにセットになっているのはレンジフードと一体型のシロッコファンですね。


さて、今回の施工現場は公団分譲団地で築30年以上経ったお宅です

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さすがにこの築年数の建物だと当時の換気扇はプロペラファンの旧式です。
過去に一度キッチンユニットをシステムキッチンに交換されていましたが、換気扇は既存のままでした。

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比較的よくお手入れされていたので経年数の割にはキレイで作動も全く問題ありません。
シンプル構造のものはけっこう耐久性もあるのですね。
しかし、外部を見れば排気された煙の汚れで長い年月使われてきたことがよくわかります。

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この旧式の換気扇自体は作動に問題はなく、まだまだ使用し続けることができそうですが、お客様は換気能力が低下したと感じていました。
そしてもうすぐ団地全体で行われる外壁塗装工事を機に換気扇を交換しようと思われ、相談をお受けしましたが、先に取り換えておけば、塗装工事の時に取り付け部分周りがキレイになるので今工事しておいて正解だと思います。

気になったのは「低下した」と思っていた換気能力についてです。
これは換気扇の能力低下ではなく、問題は「吸気と排気のバランス」にありました。

状況を診てすぐにわかりました。
現場は高台に建つ4階なのでとても風通しの良いお宅なのですが、料理中は台所がある北側から風が吹くと換気扇はその風に逆らって作動することになるので機能が低下するのです。
また、室内の窓を全開にすると換気扇からの排気量は窓からの吸気量に負けて煙は外入ってくる吸気の気流に乗って室内全体に循環してしまいます。

空気を外に出す換気にはそれと同量の吸気を行うことがバランスは良いことは言わずとも解かる理屈ですが、現実的にはいちいち状況に合わせて窓や扉で微調整なんていうのはけっこう面倒臭いですね。

たかが、部屋の換気ごときにずいぶんオーバーな話しだな?と思われたかもしれませんが、この記事では物の原理を解説するために極端な表現をしていることをご了承ください。
実際は暮らしに支障をきたすような大問題ではありません


これらの気流の原理からすると取り付け場所に関係なく、安定した気圧で排気するシロッコファンの良さがお解りいただけたかと思います。
特にキッチンユニット周りの窓が小さい(または無い)お宅にはシロッコファンは必然です。

さぁ原理は判りましたが、今回のこの現場ではシロッコファンに交換する取付位置関係で難儀しました。

壁付け=横出しのプロペラファンと違い、シロッコファンは火元の真上に取り付けて、ダクト(排気管)を通して効率よくストレートに外へ排気できる長所があります。
問題は壁の外に出す位置ですが、集合住宅ですから新たに外壁に穴を空けるわけにはいかないので元の換気扇取付窓を利用することになりますが、通常の機械は本体の真上から排気管を取り付けて排気管を曲げて窓まで配管するのですが、その窓の位置が火元の真横な為、排気ダクトの配管を曲げるスペースがありません
そこで、今回は真横からも排気管を接続できるタイプの機種を探して選びました。

ところが深刻なのは、30㎝四方の真四角な元の換気扇窓の位置がかなり低かった(下辺で150㎝)のです。
この低い窓位置に合わせて横出し排気の機械を取付すると、けっこう位置が低くなってしまい、ちょっと背の高い人が前に立つと換気扇が目の前にセリ出ているような感じになってしまいます。
それ以前に器具の取付位置は火元=コンロの位置から80㎝以上の空間が必要という消防の安全基準があって、それは施工者は厳守しなくてはなりません。
ファンとフードを別々の部品で上から吊るして排気管をつけるか?など色んな再検討が必要な為、予定外に時間を要してしまいましたが、今回はその他のリフォーム工事個所もあるので、工事の間が空かない様に、急遽工事全体の段取りを変更しました。

実はリフォーム工事ではこのようなことはよく起きます。
お客様の大半は、そこで暮らしながら工事する環境なので、工事中は特に水周りなど日常生活に極力不自由が出ない様に努力します。

色んな方法を検討したところ、フード一体型で超薄型の横出し式の機種を何とか探すことができました。
排気量計算上も問題無し、配管スペースも確保できることを確認してホッとしました。

さぁ、ようやく工事着手です。
まずは元々ついていたレンジフードの取付下地を加工して新しいシロッコファンを取付けて行きます。

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機械本体の取付自体は簡単ですが、ここでまた問題が・・・
前記した安全確保の80㎝のクリアランスを確保すると排気管の取付位置が換気窓の極力上辺にもってこなくてはなりません。
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ダクト位置を換気窓の目いっぱい上にもってこなくては・・・

また、前に立つ人のアタマにぶつからないように超薄型の機種である為に、機械本体を設置すると換気窓の下の部分が空いてしまうのです。
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予想以上にこの穴大きい・・・外からは塞ぐのですが・・・

左側の吊り戸棚の下辺ともバランスよく揃えていかなくてはなりません。
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ベストの位置に取り付けると換気窓には30㎝×5㎝くらいの穴が残ります

まずは外側から仕上げて行きます。
アルミ板で塞ぐ前に換気窓にはダクトを固定する木枠を造り、ダクトを通すコア(穴)を空けます。
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150φの穴を空けるホールソーという工具を使います

枠組みが出来たら窓の内側にはめ込んで排気ダクトを通します。
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ダクトにはダンパーが付いているので風や雨水が逆流しない構造なのがわかります

仕上げにアルミパネルを被せて排気口にはベントキャップをつけます。
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キレイに付きました

さて、問題の内側の仕上げです。
このままでも外気が入ることはありませんがカッコワルイので、元々貼ってあったキッチンパネルで隙間を埋めることにしました。
この辺は契約見積には入っていない補修個所ですが、キレイに仕上げてお客様に喜んでいただきたいので職人さんを説得して、ただ被せるだけではなく、面一になるようにきちんと穴に合わせて加工してもらいました。
P7260016.jpg
充てたパネルに段差が無いので違和感なく塞がりました

こうして無事工事は完了です。
取付自体は2時間くらいの作業ですが、思わぬ仕上げ作業の追加で今回は6時間くらいかかりました。
それでもお客様はその日の夕食の支度に間に合ったのでよかったです。

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最後に上部にカバーをつけて完成です

スッキリとしたモダンなデザインで手元には照明は当たるようになり、清潔感のある火元になりました。
もちろん、換気効率も格段によくなったので、北側からの風の影響も受けなくなります。


皆様の住まいは未だプロペラファンの換気扇ですか?
キッチンユニットごと交換しなくても、こうして換気扇だけをシロッコファンに交換することも可能です。
窓を閉めていても安定して排気するシロッコファンはマンションには特に有効です。
特に、寒い冬にはより効果を得られると思います。
最近の機種は手入れもし易いようにフィルターも簡単に脱着できるので衛生面・お手入れ面でもずぶん楽になりました。(但し、どの機種もお手入れは必要です)
歳末の大掃除でプロペラを外して洗う前にシロッコファンへの交換をご検討される時はis・Livingまでお気軽にご相談ください。


<お問い合わせは>
is・Living営業企画室
E-メール:sasaki@is-living.info
電話:042-319-6480 FAX:042-319-6481

こんなことも

2010 - 10/15 [Fri] - 00:00

川崎市一戸建て現場 ジャロジー窓ハンドル修理

家屋の工事にはリフォーム以外にも現在壊れている個所を修理する工事があります。
よく耳にするのは、雨漏りとか、部材が腐ったとか、ぶつけて破損したなどの修理でしょうか?

今回はちょっと珍しい修理を承りました。

現場は閑静な住宅街にあるとても立派な邸宅です。
見るからに実力のある設計士が設計したものだろうとわかるセンスの良いお宅でした。
建築業に携わっている者として、こんなお家は見学させていただけるだけでもとても良い刺激になります。

工事の相談は勝手口扉の交換だったのですが、その工事はまた別の機会にご紹介させていただくとして、今回はその他にも細かい個所について色々とご相談をいただいたのですが、その中の一つが洗面所の窓の開閉ハンドルが故障したとの事でした。

さっそく現場を診せていただきます。
浴室と隣接する広い洗面所にはジャロジー窓がついていました。
ご存じの通り、ジャロジー窓とは、ブラインドのように複数枚の羽根状のガラス板が連動して開閉するタイプの窓です。
外部からの目線を避けながら風を通せるので、浴室や洗面所などに向いています。

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通風用に優れたこの窓ですが、その構造上、決定的な欠点があります。
それはこの窓を開け閉めする時に回す開閉ハンドルの耐久性です。
窓のサイズによって大きく個体差が出るのですが、要は羽根状のガラス板を連動して開閉させるのにリンクを用いますが、このハンドル1点に全ての力がかかります。
それは窓のサイズ、羽根の数の大小に関わらず1点集中です。

縦横50㎝以内位の小窓であれば操作も軽いし、ハンドルへの負荷も少ないのですが、こちらのお宅は高さが90㎝以上ある大型の窓である為に羽根の数も多く、当然、開閉ハンドルの操作は重くなり、つまりそれはハンドルにかかる負荷の大きさを示します。

場所が浴室と隣接した洗面所ということは、湿気を逃がす為に日常的に常に開閉する頻度が高い個所です。
重なる開閉頻度にレバーの取付根元が悲鳴をあげ、ついに根元ごとサッシから捥(も)げててしまったのです。

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支点が固定されていなければ当然その先に力は伝わりません。
強引に羽根を手であければ開かないことはありませんが、緊急時以外、決して良いことではありません。
おまけに過去に修理依頼された業者さんがこの窓の内側に付く網戸をビスで固定していたのでこの緊急処置すら出来ないばかりか、網戸のお手入れも出来ない状態でした。

ハンンドル自体の故障であれば単体で部品を取り寄せできるかもしれませんが、この開閉ハンドル自体は無垢の金属なので、まず破損することは無いのです。
逆にそれを支えるサッシ側が捥げててしまったので部品交換では済みません。

お客様はとりあえず、この家を建築した業者さんに相談したそうですが、その回答は「サッシごと一式交換工事」とのことでした。
一般的に工事見積もりの調査をした場合、その診断で間違いではありません。
しかし、ただでさえ高価なジャロジー窓ですが、実はこちらのお宅の建物構造はRC(鉄筋コンクリート)造と木造との組み合わせだったのです。
そして、このジャロジー窓はビルディング用のサッシが使われていたのでした。

皆さんの中にはご存じの方もいらっしゃるかもしれませんが、サッシ(窓や扉)には木造住宅用とビルディング用があります。
木造用は基本的に木枠にビス留めするだけの構造なのですが、ビル用はそれに加えて溶接したり、その後に左官で補修したりするので基本的には交換はしない前提で、もし、交換が必要な時は窓周りの解体~交換取付~周辺の補修までを行う必要があります。

つまり、こちらのお宅の場合、まずは窓周りの壁を解体し、溶接してあるサッシを外し、新しいサッシを取付した後、外壁の補修(左官~塗装)・内壁の補修(左官~タイル)までが必要となり、サッシ本体よりも交換の為の付帯工事の規模の方が大きくなってしまうのです。
当然ながら工事見積はサッシの金額の何倍もの工費が計上されるので、お客様はさぞ驚かれたことと思いますが、それは正誤で言えば決して間違いではなく、不当に高い数字ではないのですが、お客様の立場になってみればとても不安を抱かれたことと思います。

今回、お客様からこの件をご相談いただいたのも、その気持ちが十分に伝わるものでした。
まずはこの窓を使えるようにするには本当にサッシごと交換するしかないのか?という確認。
次に、交換にかかる費用はどれくらいかかるのか?という確認(従前の業者さんの数字比較)という順でお話を伺いました。

この場合、is・Livingは従前の業者さんに関してはノータッチでまずは独自に現場を診ます。

そして重要なのは本当に交換以外無理なのか?修理できる可能性はないか?を検証します。
その為に一度検証した後、改めて専門の職人さんにも同行してもらい、修理の可能性を突き詰めます。
正直に申し上げると、このテの修理は見積するにも対価の算出基準は手間賃としてしかなく、またこれだけを単体で引き受ける職人の手配も難しい内容ですが、最後まで諦めずに検証をしました。
そしてお客様には、その間、お待たせしてしまいましたが、修理をお引き受けする回答をさせていただきました。

施工方法としては、捥げてしまったハンドル取付位置にアルミを加工した補強板を充てがう方法です。
しかし、元のサッシですら1点に力がかかって捥げてしまうのですから十二分な強度が必要です。
職人さんも理屈では作業できても、再び捥げないという確約は出来ないので慎重に構えるようになります。
(ちなみにサッシ職人さんからは辞退されたので大工さんとの相談になりました)
その為にはお客様にもリスクと条件をご理解いただかなくてはなりません。
そこで、お客様にご提示した条件は次の通りです。

① 今回の修理でサッシを加工したことによって今後このサッシのメーカーからの保証は受けられなくなる。
② 十二分な強度を確保するために板金する充て板は「いかにも修理した」とわかるほど板金範囲をとるので修理個所が目に見える。
③ 修理後、明らかに工事方法が原因で再発した場合は対処するが、使用条件により期間が経ってからの再発によっては対処に応じられない場合もある。


つまり、板金したところは目で見てわかるし、永久的な保証は出来ないということです。
その代わりというわけではありませんが、この修理費用はサッシの交換工賃の1/8以下で納まります。(もちろん新しいサッシ代は不要になります)
お客様は説明の内容をよく聞いてくださり、上記のリスクにご承諾をいただきました。

さぁ、工事開始です。

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まずはハンドルが捥げた部分にそこから少し広い範囲でカッターを入れます。

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取り外したハンドル本体そのものはまったく問題ありません。
次にこのハンドルを支える充て板の加工に入ります。

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「への字」状のアルミ板にハンドルを取り付ける為の加工を施します。

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力がかかる部分が弱くならないように計算してカッターを入れます。

P9170039.jpg
途中、何度も微調整をしながらハンドル取付位置を決め、ビス留め位置に穴を空けます。

P9170040.jpg
そしてハンドルの取付・・・こんな感じです。
これを元のサッシ部分に取付にいきます。

P9170041.jpg
まずは位置合わせ・・・う~ん、ピッタリ
ジャロジーのリンクに接続します。

P9170042.jpg
そして本留め
充て板に「への字」を用いたのはビス留めを正面と横方向から行う為です。
これで不規則に力がかかっても支えきれるようになりました。

P9170044.jpg
無事、修理完了しました。
加工している間にジャロジーのリンク部分には潤滑剤を塗っておきます。
そして外した網戸もキレイにして、今度はネジで簡単に脱着できるようにしました。

こうして本来なら家の中でも一番風を通さなければならない場所にある閉まったままの窓にやっと気持の良い風が通るようになりました。
補強の跡はどうしても見えますが、見た目よりも強度優先の考え方はお客様もご理解いただいています。

今回のような修理は技術的には特に難しいことではありません。
しかし、ご相談を受けたからにはそれにかかる手間がかなり面倒なことと、それに見合う対価の算出が難しいことに対する諦めない姿勢と取り組みが重要だと思っています。
is・Livingはそれこそがお客様から信頼をいただけるようになる為の大切なことだと思います。
端からダメ・無理・交換しかない というのは誰にでも言えますし、それは理論的には間違いではありません。
でもis・Livingでは敢えてこのような面倒で手間がかかる割に儲からないことにも積極的に対処していくことで、お客様から喜んでいただき、信頼をいただけることが何よりも嬉しく思います。

可能な事、不可能な事、可能にするために起きるリスクをお客様には事前にきちんと説明し、ご承諾いただく必要がある場合はきちんと取り決めすれば双方が安心して工事に臨め、工事後のトラブルも回避できます。
そこに信頼関係が高まれば、線引き出来ないアフターフォローも気持良く応対できるのではないかと信じます。

住宅の不具合個所でお困りの際はis・Livingに何でもお気軽にご相談してください。
出来るか?出来ないか?の前にまずは相談していただけば、必ずそこから一歩進むことができるはずです。

<お問い合わせは>
is・Living営業企画室
E-メール:sasaki@is-living.info
電話:042-319-6480 FAX:042-319-6481



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プロフィール

アイエス・リビング株式会社

Author:アイエス・リビング株式会社
発信:is・Living営業企画室
東京都多摩市落合1-5-1-701

is・Livingは多摩ニュータウンを中心に住宅のリフォームのプランニング~施工を承ります。
一戸建からマンションまで、内装・外装・設備・外構など住宅に関する一式をお客様のご要望をよく伺ってご予算に合わせた計画を提案することを得意としております。

is・Livingの全ての仕事は
「暮らし」がキーワード!
当ブログではリフォーム工事に関することだけではなく、暮らしに役立つ情報の広場として継続的にご愛読いただければ幸いです。

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