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1㎝・1mmに拘る食器棚の造作(後編)

2011 - 05/12 [Thu] - 00:00

ゴ-ルデンウィークを挟んで間が空いてしまいましたが、今回は以前記事にした食器棚造作工事の後編です。
(前回の記事をご覧いただくにはコチラ←をクリックしてください)

台所とそこに隣接する和室(フローリングにして納戸に改装されていました)の仕切りを一度全て解体し、ちょうど部屋境にある梁(はり)を起点に冷蔵庫とこの造作食器棚のフロントを一線に配置して、その裏側(=隣室側)の壁を新たに立て直すという工法で設置を行いました。

冷蔵庫の奥行きは約60㎝、食器棚はお客様からのヒヤリングと今お持ちの食器類を元に検討した結果、43㎝という細かい数字の奥行きにしました。
従って、冷蔵庫と食器棚のフロントを一線に並べると裏側の食い込みは約17㎝の差が生じます。
裏側に新設する壁も一線にするのであれば冷蔵庫に合せて立てることになりますが、それは食器棚の裏に17㎝の無意味な空間が生じることになります。
この空間はスペースの無駄になるだけではなくホコリの溜まり場になってしまいます。
しかし、この隣室の用途が現在納戸ということであれば壁を直線にすることに拘る必要はなく逆に出っ張り引っ込みのある壁にすることで凹み部分には納戸としての機能を高める棚板の設置などをすることで、スペースを無駄なく使いきることにしました。

それでは工事の模様です。
隣室側からスタッド(軸)を立てて壁の骨組みの形成から始まり、ボードを貼って下地までを仕上げます。

P7210075.jpg
P7230095.jpg

ちなみに写真に写っている冷蔵庫は今まで使われていたものです。
扉のヒンジが右側なのでこの位置だと使いずらかったので、これを機にお客様は新しく買い替えを決めていました。
こうして機会を得る事で思い切って省電力・イオン殺菌機能など、現代の高レベルの機能の機種を選ばれました。
もちろんサイズも既存のものとほぼ同サイズのものを選んでいただきました。
納品は工事が終わってからに手配していただき、工事期間中は既存の冷蔵庫や食器棚を使用出来る状態で生活に支障が出ないようにします。
P7210066.jpg
工事期間中、作業の都度移動させてから工事します

さぁ、予め作業場で組み上げて持ち込んだ食器棚本体の後ろを新設した壁に直に取り付けます。
P7230098.jpg

本体の80%位を組み立ててあるので取り付けはとても短時間で納まります。
P7230097.jpg
とはいえ、重たい本体を4階まで担いで組み込んだら大工さんはヘトヘトになっていました

少し休んでから扉の取り付けです。
P7240111.jpg

こうして部分的にみると簡単そうですが、実は築年数の経った建物は微妙に歪みがあるので理論的に直角と思っていても上下左右に隙間が現れたり、扉もぴったりと取り付ける為の微調整には手間がかかります。

扉の取っ手は私の好みのデザインのものを取り付けさせていただきました。
取っ手一つでもずいぶんと雰囲気が変わります。
P7230107.jpg

こうしてなんとか納まりました。
P7240110.jpg
上部の梁(はり)の上から下地用ベニヤで隙間を隠し塞ぐようにします。
棚の中段はレンジ・オーブンを納めるので見えないところにアース付コンセントを設置していることは言うまでもありません。

写真を見ると下段の取っ手だけ横向きに付いていますが、これは扉でもなく、引き出しでもない・・・
そう、キャスター付のワゴン形状になっています。
こうすることでここには重たいビン類などを収納するように考えてあるのですが、物の出し入れに腰の負担が少ないだけではなく、ワゴンを引き出すことで床の掃除もし易くなっています。
更に引き出しにするよりも低コストで作ることができるというメリットもあります。
一見、シンプルですが、市販の家具ではこのような機能のものはまず無いでしょう。

今回はこの食器棚と併せて台所とリビングの間にもカウンター形状の収納家具を造作しました。
これは元々、不要になったオーディオのラックを利用して電子レンジや電気炊飯器などを納めた電話台としてお客様が使用していた機能を作り付け家具を造作することでスッキリきれいに納めたものです。
P7230100.jpg

こちらも食器棚と同様に予め作業場で作成してきました。
P7220079.jpg

細かいことですが、同じ材料で作るということはコーディネートだけではなく、同時に造るということは両方を合せて材料の量、切り方を検討するので別々に造るよりも材料のロスが少ない=コスト軽減につながるわけです。

更にこれをただ単に置くだけではなく、脇の壁に組み込むように加工します。
P7230102.jpg
まずは出っ張った枠材に刻みを入れ・・・

P7230104.jpg
本体の天板にも欠き込みを入れ・・・

P7230105.jpg
脇の壁と一体感のあるように組み込みます。

更にその背面と壁の隙間も下地材できれいにしてその壁一面のクロスを張り替えることによって最初から一体で造られたようにキレイに自然に仕上がります。
P7260011.jpg
リビング側はL字型の一体の壁みたいでしょ!

これらも一見シンプルですが、そのサイズは1㎝・1mmまで拘って無駄を最小限に抑えたサイズで納めているのですが、これこそが市販の家具では成し得ない「造作家具」の最大のメリットと言えます。

もちろん機能面も食器棚との連続感を活かし、違和感無く使いやすいものになっています。
P7240112.jpg
写真左下部分はワゴンになっていて炊飯器を置くようになっています。
これはご飯を炊く時はワゴンを引き出すことによって水蒸気を逃がす為で、もちろんコンセントも見えないところに設置してあります。
天板は従来通り電話台ですがカウンター形状なので見た目もスッキリな上に、電話しながらメモを取る時なども使いやすくなっています。

こうして造作家具類を全て納めたら最後に内装の仕上げ=クロスの張替を行います。
P7260007.jpg

ここまで何となく隙間や造りつけの痕や断面の粗などが見えていたものが最後にクロスを貼ることで魔法にかかったかのように見違えて部屋が新築の時の様に明るくキレイになるのです。

P7260020.jpg

いかがでしたか?
家具の造作というと一見とても大がかりなこと=高くつく と思われがちですが、基本をシンプルに無駄の無い機能と材料から切り出す寸法によって市販の家具よりもローコストにすることが可能です。
そこには無駄な装飾などを省くという割り切りも大切です。
今回ご紹介した現場では扉の面材にガラスを用いなかったこともポイントです。

そしてもうひとつの大きなポイントがサイズです。
限られたスペースに納める家具のサイズはわずか1㎝・1mm単位に渡って絞り込むことによって生まれた余裕というのは机上理論ではわからない生身で感じる空間の余裕をもたらします。
また、置き家具と違い、壁の中に埋め込んだようにか面イチで仕上げることによって凸凹が無くなることで見た目がスッキリする他にもホコリが溜まりにくくなります。
また床面に凹みがなくなると自然と物を無造作に置かなくなる効果も期待できます。

本当に必要なものを最小限度納め切るサイズの収納家具にすることで余分な物が増えなくするきっかけとなり、リフォームを機にリセットできるのではないでしょうか?

実はこの食器棚の基本デザインと仕様はこの現場以外にあと2か所のお客様のお宅で造作しています。
最初に工事したお宅で高い評価をいただき、そのことを次のお客様に伝え、写真などの資料を見ていただいて「我が家にも是非このカタチで!」という御用命をいただきました。
(もちろんサイズは個々のお宅毎に全く違います)

こうしてノウハウと実績を重ねていくことで新たな現場の活きた資料となり、今後もさらに進化させていきたいと思います。

is・Livingではこのようなオーダーメイドのサイズの造作家具を積極的にご提案させていただいております。
理屈ではなかなかわかりにくい部分ではありますが、これだけは言えるのは実施されたお客様の満足度はかなり高いということです。

わずか数㎝・数㎜単位まで拘って限られた空間を活かすことはコスト以外にも大きな価値があります。

「なんとなく台所がかたずかない」

そう思っている方はコストも含めてぜひお気軽にご相談ください。


<造作家具のお問い合わせは>

is・Living・営業企画室
電話:042-319-6480 FAX:042-319-6481
Eメール:is.living.co@gmail.com

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Author:アイエス・リビング株式会社
発信:is・Living営業企画室
東京都多摩市落合1-5-1-701

is・Livingは多摩ニュータウンを中心に住宅のリフォームのプランニング~施工を承ります。
一戸建からマンションまで、内装・外装・設備・外構など住宅に関する一式をお客様のご要望をよく伺ってご予算に合わせた計画を提案することを得意としております。

is・Livingの全ての仕事は
「暮らし」がキーワード!
当ブログではリフォーム工事に関することだけではなく、暮らしに役立つ情報の広場として継続的にご愛読いただければ幸いです。

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