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ユニットバス交換工事 その①

2011 - 11/02 [Wed] - 00:00

台東区マンション・浴室改修(ユニットバス交換)工事・他


久しぶりの施工現場のご紹介です。
今回は東京の下町にある築40年近く経った分譲マンションの浴室改修工事の模様です。

ご依頼は既存の浴室の老朽化に伴い、ユニットバスへの交換希望でした
それ自体はよくあるケースなので特に珍しい工事ではないのですが、ご相談内容を聞くと何となく簡単そうで困難な予感が伝わります

というのも現地調査前に伺った情報によると、そのマンションの築年数から察するに、

① 既存の配管施工がよくわかりずらいこと、
② 既存の浴室サイズがかなり小さく且つ、現在のユニット規格に適合していないこと、
③ 工事に際して必要な既存浴室の解体がマンションの管理組合の承認を得られるか?


などです。

その前に皆さんはユニットバスの規格サイズは4ケタの数字で表記してあることをご存知ですか?
例えば現在、一般的によくある平均的なサイズは「1616」という規格がありますが、これは幅と奥行きを表していて1616であれば幅約160㎝×奥行き約160㎝であることを示しています
このサイズがよく言われる「一坪サイズ」というものです。
※正確には一坪は182㎝×182㎝ですがユニットバスのサイズ表記はユニットの内法のサイズで示されているためです

この真四角の一坪サイズは木造一戸建て住宅に多く用いられていますが、鉄筋コンクリート造のマンションなどは間取り的にこの真四角を取りにくく、1216サイズとか広いものでは1618サイスなどが多いようです

さて、今回の現場に話を戻します
実は今回のお客様のお宅は正直申し上げますとよく耳にする分譲マンションの床面積と比べるとかなり狭いのです。
間取りで言うと2DKですが、その床面積は周り軒を測った限りでは50㎡に未たない感じでした
6畳の和室×2部屋に6畳弱の台所を差し引いた残りが風呂・洗面所・トイレなのですが、当然その面積も現代の平均よりもかなり狭いものでした。

その浴室の内法は幅約1m3㎝×奥行き約1m63㎝

これを単純にユニットバスの4ケタで表すと1016となるわけですが、実はそのような細長いサイズの製品はどこのメーカーにもありません。
ましてこの規格サイズは前記したユニット内法の数字なので仮に1016があったとしてもユニットの外寸的にはスッポリ入らないわけです。
もっとも近い規格サイズには1116というのがありますが、これは上記のことからみても常識的には収まりません。

P1020397.jpg

さっそくお客様のお宅を訪問して実際に診てメジャーを当ててお話を伺いました。
リフォームの主たる理由は老朽化した浴室を新しくするといった単純なものですが、きちんとお話を聞けばそこにはそこから一歩踏み込んだ事情を知ることが出来ます。

と、申しますのも、最初にこの話を聞いた時、私が真っ先に思ったのはかなりの築年数が経過している2DKのマンションに住むお客様の家族構成がご夫婦+3人のお子さんの5人家族だったのです
色んなご事情があるとしても今はお子さんが小さいから何とかなったとしても果たしてこのマンションであと何年暮らすつもりなのか?ということです。

ご存知の通り、住宅リフォームの中でも水周りの交換工事は比較的コスト比率が高くつきます。
この旧いマンションに大金をかけたものの、お子様の成長に合せてもっと広い住居への住み替えを検討されているのであれば、リフォーム工事以前にこのリフォーム資金を住み替え資金に充当した方が良いのでは?なんていう余計な心配をしてしまいます。

しかし、実際にお客様とお会いしてちゃんとお話しを聞くと、私の心配は余計なお世話であったことが一瞬で伝わり、その時点でこのマンションで永く快適に暮らしていける提案をしようと気持ちが切り替わっていました。
その理由についてはまた別の機会にブログで書かせていただこうと思っていますが、とにかくこのサイズ的な問題をクリアしなければ気持ちだけ高ぶっても現実的には解決できません。

この場合、まず考えるのは工法の選択です。
一つは、現在の浴室になるべく近いサイズ(既存浴室の内法に納まる)小さいサイズのユニットバスを探して加工や周辺解体などの付帯工事を加えて組み入れる方法
もう一つはユニットバスをやめて、既存の浴室のタイルや浴槽、水栓金具などを新しい物にリフレッシュする方法です。

そもそもどうやっても適合するユニットサイズが無ければ後者しか方法はありません。
しかし、その他に今回のテーマは既存では付いていない給湯の「追い焚き機能」を付けること、既存の排水管の老朽化で排水がスムーズに流れないこと、既存タイル下地が不良で現在もタイルが剥がれて危険なことなどクリアしなけりゃならない問題がけっこうあり、ユニットではない造り込みをするとなるとけっこうなコストがかかってしまいます。

また、お客様はこの件をis・Livingにご相談いただくずっと前に大手リフォーム業者に相談して見積を取っていました。
普通、そのような場合は一度どこかで見積をとって、同じ内容で費用が安い業者を比較する為のいわゆる「相見積」かと思ったのですが、どうやらそうではなく、その見積もりをした大手業社さんはこの工事に消極的で話が進まなくて困っていたとのことで、決して価格が高いと感じたとか、色んな業者から見積もりを取って見ようといったものではなく、その見積り自体に深刻な問題があったのです。

見積りをした業者さんがこの工事に消極的な感じがするというのも何となく解かります。
それは大手の業者さんであればなお更で、要は小さいサイズのユニットバスでは売上も利益もそれほど望めない割にその背景には面倒な付帯工事や問題の解決課題がかなりあるからで、一言で言ってしまえば「効率の悪い工事」となることが明らかだからです。

そこでその業者さんの見積書を見せていただきました。
するとまず一目でピンときたのは予想通り、「工事総額がけっこう高いかな?」ということです。
更に内容を診るとやはりユニットを設置する為の付帯工事や既存の解体をした処分費などの計上が割高なのとその他に洗面化粧台の交換なども含まれていました。

但し、その時点で一番気になったのが、チョイスしたユニットバスのサイズで、その見積書にはなんと1116と明記されていたのです。

建築工事というのは基本的には「技術的に出来ないことはほとんど無い」と言われますが、そこには法規や安全、耐久性などの問題があってそれを無視するわけにはいきません。
1116サイズを入れるということは壁を解体撤去すれば可能ですが、このマンションの浴室・洗面室の壁はコンクリートです。
また、厄介なことに天井には梁が出ていたりもするのです。
この状態ではユニットバス本体もさることながら、それを設置する為の付帯工事がかなり大規模になるなんていう問題以前に、建物の構造部分を壊すこととなり、つまりそれは契約してしまっても現実は工事は出来ないだろう?という結果が見えていたのです。

この時点では私もけっこう難題な宿題を持ち帰った気分でした
でも同時にこのお客様に快適な暮らしを提案したいという意欲も高まっていました。

P1030729.jpg

事務所に戻り、まずはユニットバスメーカーのカタログを読みあさり、施工可能かと思われる機種をいくつかピックアップします。
次に設備機器を取り扱う業者・配管業者・解体や修復などを行う大工さんたちと何度もミーティングして物議を交わします。

この時点で工法についてはコスト面も考えてユニットでいこうという結論です。

次にサイズですが、最も適した「ベター」なサイズとして1014サイズという機種をみつけました。

P1020396.jpg
更に、既存浴室の天井隅に出ている梁を上手く逃がす加工が可能な機種・せっかくある窓を生かす加工が可能な機種を絞り込むと結果的には2種類しか選択肢はありませんでした。
片方は新築用・片方はリフォーム用
見た目はその区別はつきませんが、リフォーム用は加工可能範囲が広いメリットがあります。

しかしながら1014サイズというのはあくまでユニットの内法サイズですから、外寸は壁の厚み分、約5㎝くらい多くみなくてはならず、奥行きの1m63㎝はクリアできますが、幅1m3㎝ではそのままでは設置できません。
しかし、既存浴室の壁タイルを両面削り落とすことでギリギリ収まる可能性があります。

そこで今度はメーカーとその辺りを打ち合わせします。
メーカーとしてはきめ細かい加工に対応することはかなり面倒なので、はっきり言って最初は嫌がりますが、そこで折れるわけにはいきません。
最後はつっかかる様に理詰めで迫り、メーカーからの条件も受け入れてなんとか行けそうだという結論が出ました。

あとは施工スタッフがこの面倒な手間を予算内で引き受けてくれるか?次第なのですが、これについては心配に及ばず、is・Livingの協力業者さんたちは皆、日頃からコミニュケーションがよくとれてて、困った時はお互いに助け合う風習が自然とできています。

「まぁ、ダメだったらその時に考えよう」

そんな一見、軽率にも聞こえるほど楽観的なノリですが、私は自分の性格的にもそれが正しいか間違っているかは別にして、やる前から後ろ向きな姿勢が嫌いで、とにかくやってみる方を選びます。

先に出された業者さんの見積数字を意識せず、自分が出来る最大限の合理化を理詰めして見積をしました。
その結果が先の見積もりよりも安くなるのは当然ですが、まずはその内容できちんと施工できるかが肝心です。
更に、今まで無かった「追い焚き機能」の工事も提案事項として加えました。
(先に出された見積もりには「追い焚き工事」は含まれていません)

そして、それ以外の付帯工事も必要になるわけですが、施工前の現場は浴室の入り口の床が老朽化で腐っていたこと、洗面台が旧いので新しくすることの他に、その奥のトイレも現状ではとても使いづらさを感じたので参考までにその解決工事案を加えました。

P1020628.jpg
洗面台もさすがに旧いので変えたいところですが、奥行きサイズに制限がありました

P1020400.jpg
これ、現状では便座に座ると膝が壁につっかえてしまうほど便座が前に出ていましたす

更に現状では狭い洗面脱衣所に入るのに内開きの扉がついていたのですが、これもとても不便そうだったので、「折れ戸」に変更する提案も加えてみました。

こうしてお客様から時間をかけてじっくりとヒヤリングさせていただいたお陰で、当初は「ユニットバスの交換」というだけのお話でしたが、この工事を行う際に同時にやっておいた方が良いと思われる将来を見据えた提案を加えた参考見積を提出させていただきました。

当然ながら当初の予定にはなかった事項が加わっているので絶対総額はその分が上がっています。
お客様に絶対予算が決まっていてそれ以上は絶対に出さないというお考えであればこんな提案はしませんし、する意味もありませんが、どの道そう遠く無いうちに工事が必要だろうと予測されるものであれば検討の価値はあります。
まして、お客様はこのマンションに「あと10年は暮らしたい」というご希望を聞いているのであれば、そこも考慮して早期にやっておいた方が良いメリットを説明します。

また、ユニットバスにすることで生じるデメリットもあります。
それはただでさえ決して広くは無い既存の浴室の内法にユニットを設置するのですからユニットバスの浴室内の実寸法は今よりも幅・奥行き・高さ共に狭くなってしまうということです。

しかし、このデメリットも表面だけで聞けば「新しくなる代わりに今よりも狭くなってしまう」という後ろ向きな工事になってしまいがちですが、寸法数字よりも実際に目に写り、その空間が心地良ければそれは解決できることで、実はヒヤリングというのはそのようなデメリットとそれに対する解決策やそれを上回るメリットの要素を話してさしあげる事が工事を前にするお客様にとってとても大切なことなのだと私は心がけています。

お客様とのヒヤリングで波長が合ってくると工事後に良くなったイメージが膨らみ、工事することが楽しみになってくるものです。
このお客様は一応、ご予算の上限を決められていましたが、実は私が出した見積もりはそれを若干オーバーしてしまいました。
しかし、その中には「追い焚き機能」の為の給湯機交換から給湯管工事、トイレや洗面台すべてが含まれていて、結果としてその金額は以前出された大手業者さんの見積額とほど近い金額でした。

従って、is・Livingの見積もりが高いというイメージは持たれません。
あとはお客様側が捻出するご予算に対する決断に委ねます。
絶対予算内で納めるのであれば新たなご提案事項を工事しなければ充分に予算内に収まります。

そこで再度私の方から新たな提案をさせていただきました。
それは、お客様のライフスタイルを考えると風呂釜の追い焚きは絶対に必要だと思います。
その追い焚き給湯工事の分が予算オーバーの原因であったので、単に工事を受注するのであれば「追い焚き工事」を今回無しにすれば解決なのですが、これは一旦ユニットバス工事をした後で数年後に工事しようとすると再び新たにユニットバスを入れ変える必要があるので、やはり今工事しないと絶対に後悔することを説明した上で、お互いの努力・・・つまりis・Livingが値引きという形でここから更にどれくらい工費を下げられるか? お客様側は家計の中からこの給湯工事の追加分を捻出できるか?の擦り合わせです。

工事の複雑かつ困難な内容からすると私もそこまでコストを落としてまでお引き受けするべきか?正直迷うところですが、お客様のお人柄、ご家族の雰囲気、そして何よりもこのご家族にこのマンションで快適に暮らしていただきたい気持ちが強くなり、気がつけば自分でも信じられない思い切った金額を提示させていただきました。

その間、お客様の方からは一度も値引き交渉は受けておりません。

けっきょく、自分の判断でこの工事代金でお引き受けしたことをスタッフには叱られてしまいましたが、私はとにかくこのお客様の工事をお引き受けしたかったのです。
でも、ご家族とお会いしてとても温かな人情味を感じて気持ちが前向きになりました。

そんなわけでこのユニットバス交換工事及び周辺改修工事
結果として成功できたのですが、次回はそのユニットバスの機種選択について書いてみたいと思います。


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