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「下町人情」を感じた現場の話

2011 - 12/01 [Thu] - 00:00

大して立派なことをしているわけでもないのに何となく毎日が慌ただしくしておりまして、このブログも久しぶりの更新となりますが、今回はこんなお話を・・・

リフォーム工事の施工現場を紹介する場合、ブログを読む人の立場になってみるとその工事の具体的な内容だとかコストだとか特筆すべきポイントに焦点を当てて書くのがきっと皆様のお役に立てることなのだろうと私は思いますし、また、そうでなければならないだろうと意識して紹介記事を中心に書いているつもりでいます。

私は今や誰もがやっているツイッターとかフェイスブックといったインターネットによるコミニュケーションツールに関しては全く無知でして、このブログもis・Livingをより多くの人に知っていただくための販促ツール・営業ツールの一環として試しに書いている次第ですが、書く側にも読んでいただく人側にも双方にメリットを生み、活用できるようにしていきたい為、インターネットの専門職の人をはじめ、現在色んな人からお話を聞いたり学んだりしています。

その中でよく耳にするのは企業や店舗のスタッフ・ブログというのがよくあって、それは本来顧客とのコミニュケーションの為にあるべきなのに、所謂「内輪ネタ」で勝手に盛り上がってるだけで、一部の親しい人以外には読者に何も響かないという教えです。
なるほど・・・
確かに本業とはあまり関係の無い内輪の出来事ばかりを書いても全く知らない人が読んだら「だから何なの?」といった感じになってしまうかもしれません。
しかし、それでもたまには本業と離れた話題を提供することも決して悪くはないとも思いました。
なので私も「プラーベートのページ」としてこのブログでもそのようなカテゴリーを設けて私のプライベートなこともたまには書かせていただいています。

さて、今回はそのようなプライベートなことではないのですが、前回までの記事でご紹介させていただいた現場のお客様のことについて、ちょっと書きたい気分なので書かせてください。

実はこの台東区にお住まいのお客様はis・Livingこのブログを読んでお問い合わせをいただき、工事させていただいたお客様第一号なのです。

正確にはそれ以前にもホームページやブログをみてお問い合わせをいただき工事させていただいたお客様もいらっしゃいますが、それはお客様側から指定された機器類の交換や部分的な修理といった単体のものなので、当社の得意とする充分なヒヤリングを元に当社から工事計画を提案していくスタイルでの工事としては敢えて今回が初めてだと言う認識です。

ちょっと話ははずれますが、実は冒頭にも書きましたが、私は恥ずかしながらインターネット環境を活用する技術もセンスも全くありません。
世の中の常識から遅れない為というだけでまずはホームページを作成しましたが、そもそもホームページなどというものは内容をそう頻繁に更新するものではないので「会社案内」の代わりみたいなものと思っていました。
そこでなるべく新鮮な情報を継続的に読んでいただく方法としてブログを書き始めたのが昨年の9月からです。
それでも当初はそれがどのように活用されていくのかが全く見当も予想も出来ませんでした。

それでも何が正しいのかもわからないまま自分なりにカテゴリーを分けて書き続けていくうちに本当にお問い合わせのメ-ルをいただくようになりました。
そのことが目的だったのですからそれは本来喜ばしいことなのですが、正直なところ、私は大変困惑しました。

一つは、このような反響を期待しつつ、実は当の本人はまさか反響がくるとは思っていなかった為に、その応対にやたらと緊張してしまったという嬉しい誤算
そしてもう一つがインターネットという顔が見えない世界における反響への対応に対する戸惑いなんです。

前者に関しては単に私自身の心の準備が出来ていなかったというお粗末な話しなんですが、後者に関しては現在も戸惑うことが多いのです。

と申しますのも、ホームページやブログを観て連絡したというEメールでのお問い合わせを月に大体3~4件くらいいただくのですが、その内容の多くは工事のお見積り依頼と機器・器具類に関する問い合わせです。

お見積りのご依頼はそれ自体はありがたくお受けさせていただきたいのですが、当社に関わらず、工事見積というのは直接現場を見ないで算出することは原則ありません。
もちろん当社が出向けないような遠隔地からのお問い合わせの場合や一応の金額の目安を知りたいという方に対してはあくまでも参考見積として、いただいた情報の範疇で算出した概算費用を返答させていただいております。
また、機器・器具類、工事に関する様々な質問をお受けすることは私でお教えできることはお答えし、工事方法などのご質問には解かり易くする為になるべく専門的な言語を用いずに平たく解説してご返答させていただいているつもりです。

しかしながら、お見積りのご依頼をいただきながら、現場を見せていただきたくても住所をお知らせいただけなかったり、遠隔地からのお見積り依頼に対して参考見積をEメール返信させていただいても、それきり連絡が途絶えてしまったり、同様に色んなご質問、お問い合わせに対しても返信した後はそれきりという一方的なものが多い事に困惑してしまうのです。

インターネット環境に慣れている人に聞けば「まぁ、そんなもの」と誰もが言うということはそんなものなのかもしれませんね。
なので、若干は寂しい気持ちを抱きながらもいつの間にか「そんなものだ」とある程度割り切るようになりました。

さて、そんな応対が続く中、今回のお客様からユニットバスへの交換をご検討されている内容のお問い合わせメールをいただいたのですが、いつものように解る範囲のご返答とお応えする為に必要な情報を得るための質問を返信しました。
これまでほとんどが一方的なお問い合わせが続いていたので、私は正直言って「今回もどうせそのようなものなんだろう?」という半信半疑を抱きながら返信した次第です。
案の定、ご連絡先を問い合わせましたが、それきり何の返答もありませんでしたが、もう自分も慣れてしまって特に気にすることも無くそのままにしておいたのですが、その数日後に先方から電話をいただいたのです。

どうやらちょっと体調を壊されていたとのことで、私の返信メールに気付くのも、再度連絡をいただくのも延びてしまったとのことでした。
工事のご要望は比較的シンプルなものなのですが、2~3気になる点があり、これは参考までの概算見積ではお役に立たないと判断しました。
場所が台東区ということは都内ではありますが、決して近くではありません。
それでもやはり実際に現場を診ないことには判断できない部分があるので一度現場を見せていただきたい旨、お願いしました。
その時の胸の内には「本当に真剣に検討しているんだろうか?」という疑心暗鬼も正直あって、その意味で現場を見せていただけるかを自分は試していたんですね。

で、とにかく実際に現場を見せていただく運びとなり、方向音痴な私は地図で調べて台東区は浅草の北側目指してお客様宅を訪問しました。

P1020393.jpg
この現場付近はスカイツリーが一望できる絶景ポイントで私も初めて間近で拝みました

声の感じとか、ネットで問い合わせる方ということで私よりはお若い人だとは想像していましたが、実際にお会いする直前というのは自分でも思いのほか緊張するものですよ。

そして元気よく出迎えてくださった奥様は私が想像していたよりもはるかにお若い爽やかな笑顔の人で、一瞬でその緊張は吹っ飛びました。
事前に聞いてはいたものの、このお宅は私が想像していたよりもはるかに狭いお部屋でした。
我が家では玄関ホールに位置する部分にダイニングテーブルが置かれ、その横に洗面脱衣所と浴室、トイレがあるのですが、こちらも想像していたより遥かに狭く、ちょっと戸惑いました。

築30年以上経っているというこの分譲マンションはその経年の様子は建物の外観からもすぐにわかります。
今どきの家族向き分譲マンションは3LDKが主流ですが、このマンションは昔ながらの2DK・・・
そこにこのお客様のご家族はご夫婦+3人のお子様=5人家族という構成です。
瞬間的に脳裏に浮かんだのは・・・

この築年数の経った2DKであと何年暮らすつもりなのだろう?
将来、住み替えの予定があるのであれば今、大金を使ってリフォームする価値があるのだろうか?


という他人ながら余計な心配でした。

確かに、現状は浴室のタイルが浮いて割れてしまっている為にそのままで良い状態ではありません。
また、「追い焚き」機能が無い給湯設備なので大人数のご家族の場合は特に冬場は不自由な思いをされているだろうと思いました。
また、経年劣化により、脱衣場の床が腐ってブカブカの状態で、これは早急な修理をしないと危険な状態でした。

そんな状況を目にしてまずはお客様からお話を伺いますと、どうやらお身内の方が所有していたマンションを譲り受けて暮らしているとのことでしたが、将来的に住み替えを検討されているか?ということについては「もしかしたら?」ということはあるかもしれないけど、現時点で具体的に考えているわけではなく、むしろ「あと10年はここで暮らしたい」というご希望がありました。
なんとなく解かるような解からないような?・・・

しかし、向き合って話をしていくうちにその意味が段々と伝わってきました。
それは理由を理解する具体的な要素があったわけではなく、雰囲気みたいなもので、このご家族はこの町が好きで、この住まいが好きで、ご家族が大変仲がよろしく、親・兄弟ともこの同じ地域で暮らし、日常的に仲よく助け合っていることがどんどん伝わってきます。

今は未だ小さいから良いですが、お子さんの成長に伴い、個室が必要では?などと余計な心配もしましたが、当のご本人が「その時はその時」と解かっているのですからそれも余計なお世話なのです。
つまりお客様は何らかの事情で我慢してこの2DKで暮らしているわけではなく、ここが好きだからこそ、お金をかけてリフォームして住み続けたいという明確なビジョンをお持ちでした。

そう、ここは下町・・・
マンションの真横は吉原の歓楽街で周辺の道路は路地が狭く一方通行が多い典型的な下町の街並みでした。

P1030710.jpg
日中の平和な吉原の歓楽街 夜になるとネオンが輝き一変して賑やかになります

かつて近代史で観たような遊郭の名残はありませんが、風俗店がずらりと並んだ歓楽街の日中は蝶ネクタイをしたお店の人が店頭で打ち水して、その横で猫があくびをしている・・・
その横の小さな公園では年配の人たちがゲートボールしてる・・・
そんな風情の街並みです。
はじめて伺った時はまだ暑い真夏でしたが、このお客様のお宅をはじめ、マンションのあちこちの住戸では玄関のドアが解放されていました。
玄関のすぐ前のダイニングテーブルでお話している間にお隣の住人の方が前を通ると実に自然に、まるで家族みたいに声をかけてきます。

現代は一般家庭でも防犯に対する意識が高まり、在宅中でも玄関ドアは二重に鍵をかけ、インターホンはカメラ付が主流となり、マンションはエントランスにセキュリティーシステムを用いるのが当たり前の時代において、私は何と言うか?昭和にタイムスリップしたかのような、懐かしい暖かい気持ちになりました。

後日、今度はご主人ともお会いして工事計画についてきちんと説明をさせていただきました。
営業職であるご主人は工事のポイント・見積の内容についてはきちんと理解できる方ですから、感覚的な説明ではなく、具体的な説明をしていきます。
私も最初は若干緊張気味でしたが、気がつけばご主人の笑顔を見ていつの間にか時間を忘れてリラックスしている自分が居ました。
そして帰り路のクルマの中では「このご家族の為にイイ仕事をしたい」という気持ちで一杯でワクワクというよりも、ほんのりとした気分でした。

ところが工事することが決定したものの、思わぬ事態でなかなか着手できません。
それは、この現場に適合するユニットバスのサイズ・シリーズが3月の大震災の影響で被災地の仮設住宅への供給が優先され、発注後もなかなか納品日が決まらないのです。

ご自宅の工事というものは、一般的にはやると決まるまでは時間をかけて悩んだり学んだりするものですが、やることが決定すれば今度は1日でも早く工事したくなるのがほとんどのお客様の心理です
で、この現場はというと、けっきょくユニットバスの納品の関係に加え、当社の他現場との調整で発注後2か月を要してしまいました。
お客様もさぞや待ちくたびれたことかと察していましたが、その真意は別として、私に対しては一つも苦言もなく、むしろようやく工事が着手できることの喜びだけを示してくださいました
本来であれば着手が遅れてしまったことに申しわけない気持ちがなくてはならないのですが、実に有難いということを通り越して自分までも工事着手できることに嬉しい気持ちになってしまいました。

こんな感じのお客様だったので、職人さんの手配も人情味のあるメンバーの人選をしました。
そう、is・Livingでは実際に作業する人の人選もなるべくお客様と相性が良さそうな人を組み合わせるように意識しています。

そしていよいよ着手となりました。
予定工期は土・日の休業と予備日を含めて8~10日間です。
今回の工事契約はお客様からのご要望に加え、私の方から今同時にやっておいた方が良いと思われるご提案項目と新たにお打ち合わせによって「出来ればやっておきたい」という項目分を全て含め、それをお客様が捻出できるご予算の中で全て取り入れる内容です。
はっきり言ってそのご予算で全てを満たすとなると杓子定規な仕入れ方や工法では厳しい内容でしたが、機器・器具類のチョイスや内装の仕様などを全て私に一任していただくという条件で可能と判断し、私の方からそのような提案をさせていただきましたところ、快諾をいただきました。

こうなると私の方も実行予算に多少無理をしてでもお客様の為に尽力しようという気持ちがいつもに増して高まります。
工事期間中はこの現場の他にも都内で住宅リフォームの工事を掛け持ちでした。

P1030529.jpg
夕方から首都高で現場に移動する日も続きますが、東京タワーの明かりが疲れを癒してくれます

その移動だけでも1日で東京タワーとスカイツリーの両方の近くを通るなんていう日頃なかなか経験しないような移動ルートは正直言って時間に追われ、日が暮れて来ると、焦りと疲れは隠せませんが、行く先の現場の雰囲気が良いところであれば慣れない都内の移動でも気持ちの面ではずいぶんと救われます。
特にこの現場ではお客様が職人さんたちとも暖かく接していただいていたので私も現場を離れていても心配ありませんでした。
そして職人さんたちも音や振動でご迷惑をかけていてもいつも快くしていただいていることに感謝して、本来予定にはなかった細かな工事も自主的にサービスでやってくれたりしました。

我々施工者側は取り決めした工事を期間内に確実に行うことに専念する為には作業に携わる者は通常ではお客様とはあまり私語をせず、黙々と作業するパターンが多いのですが、人情味ある雰囲気の現場だったのでいつも和やかだったのが印象的で現場監理の立場である私としては、むしろそのご厚意に作業者が甘え過ぎない様に注意する程でしたが、工事が無事終わり、お客様も作業者も皆が笑顔で終了できたことはとても嬉しく思います。

また、併せてお客様のみならず、このマンションの入居者の方々が皆さん心温かく大らかなのが印象的でした。
工事前の告知とご挨拶にはじまり、施工中はどうしても音と振動でご迷惑をかけてしまいます。
今回も予定外のハツリ工事が発生して、1日中、建物全体に振動ドリルの鈍い音が鳴り響き、ハラハラしていました。
私も廊下などで住人の方を見れば「ご迷惑おかけしてます」とお声をかけていましたが、皆さんどなたも

「そんなこと気にしないでキレイに工事してあげてください」
「迷惑なんてことはないから遠慮せずにやってください」
「いつも遅くまでご苦労さまですね」


なんて話しかけてくださいます。
苦情・苦言を言われずに済むことはあっても、これって実はありそうでなかなか経験したことがありません。

なんだかこのマンションに住む人たちが玄関に鍵をかけず開けたままでいることの意味というか、それが当然なことが解かる気がしました。
そのことが実際はどのようなものかはわかりませんが、私は「寅さん映画」で見たような下町人情と雰囲気が重なりました。

出会いはこのブログを読んでいただき、Eメールでお問い合わせいただいたことがきっかけだったわけですが、前記した通り、インターネットのコミニュケーションはある意味クールでドライなものだという割り切りが大切だと思っていましたが、これがきっかけで初めて工事した現場がこんな雰囲気であったとは全く予想外でした。

最初におじゃました時には「狭いなぁ」と感じたこのマンションですが、工事が始まり、毎日通う間に慣れもありますが、その狭さを感じなくなっていました
今回の工事は洗面・浴室・トイレといった水周りだけでしたが、工事が終わって部屋全体を見渡した時に、元気いっぱいの3人のチビッ子たちと暮らす明るいご家庭の様子が実にイイ感じでマッチしているように思え、同時に最初に自分が抱いた心配が余計なお節介であることに気付かされたのでした。

というわけで、今回は何だか長々と「読み物」風の記事になってしまいましたが、このお客様のご家族にご多幸あれと思うと同時に、またいつか新たなリフォームにも携わってみたいと思う心温まる現場の話でした。


このような記事を書いてしまいましたがis・Livingではリフォームに関する色んなお問い合わせや、参考までのものを含めたお見積りのご依頼等、引き続きお受けしております。
お問い合わせいただいた内容に関しては出来る限りの内容で必ずご返答いたしますので、是非お役立てください。
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電話:042-319-6480 FAX:042-319-6481
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Author:アイエス・リビング株式会社
発信:is・Living営業企画室
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is・Livingは多摩ニュータウンを中心に住宅のリフォームのプランニング~施工を承ります。
一戸建からマンションまで、内装・外装・設備・外構など住宅に関する一式をお客様のご要望をよく伺ってご予算に合わせた計画を提案することを得意としております。

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当ブログではリフォーム工事に関することだけではなく、暮らしに役立つ情報の広場として継続的にご愛読いただければ幸いです。

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