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リフォーム提案は発展的に!
前回記事に書いた3.11の大地震による影響と思われる排水管のズレから発生した水漏れ現場のお客様ですが、記事の文末に書きました通り、この排水管修理がきっかけで部屋全体のフルリフォームを行うまでに発展しました。
まず、排水管漏れの個所と原因を特定するために洗面所の床を切って開けなくてはならなかったことから、修理後の床補修~仕上げまではどうしても必要になります。
その洗面所に設置されている洗面化粧台は築約40年の間にまだ一度も交換されていなく、陶器の部分に一部割れやヒビが入り、水栓金具もだいぶ疲れた状態でした。
そこで、これを交換するか?しないか?はお客様にご判断いただくとして、同じ個所の補修を行うついでに良い機会と思い「この際、洗面化粧台の交換までをやってみませんか?」と提案させていただき、参考見積を用意しました。
この様に、住まいのリフォームを実施するきっかけとして、どこかに不具合が生じて修理が必要になった時にその他の気になる個所もついでに治していくケースが私の経験では一番多いパターンだと思います。
これはそこに住んでいらっしゃる人が解かっている場合と他人に言われなければ気づかなかった場合があるのですが、私がこの仕事をしていて注意しながら気を配るのは前者のパターンなんです。
というのも不具合が起きていることがわかっていながらもそのまま使用してるご家庭というのは、このままでは良く無いということを解かっていながら敢えてそのままなのですから必ずその理由があるはずです。
もしかしたら近いうちに修理・交換しようという計画があったり、その様な意識を持たれているかもしれません。
もしかしたら他人がどう思おうと使用されているご本人は何も不自由・不具合を感じないのかもしれません。
もしかしたらご予算上の都合をお持ちの方もいらっしゃいます。
また、すでに修理・交換を手配されていらっしゃるかもしれません。
私たち業者はご依頼箇所以外でも不具合個所を発見すれば修理・交換をすることは「良かれ」と思って提案するわけですが、お客様が現状のままでいる理由を把握しないで何でもかんでも「壊れているから修理が必要です」「だいぶ老朽化しているので交換しましょう」と言うのはお客様の事情によっては大変に失礼なことになってしまう場合もあります。
よく耳にするのはインターホンを鳴らして「お宅のこの部分が大分傷んでいる」とか「このままだと危険だ」とか「ご近所の家は皆さんやっている」などという中傷的なことや脅かすような事を一方的に言葉巧みに話してリフォームを促す業者がいると聞きますが、それは同業者としてイメージダウンになる残念なことだと思います。
その為にもお客様と気持ちが通い合う様なコミニュケーションというのは大切であることはもちろん、提案をする以上はそのメリットとデメリットを簡潔に明確に伝えることが大切なんだと思います。
そこで今回のお客様の場合ですが、洗面台だけではなく、もう水周り全体が経年劣化していることは十分に認識されているものの、いざ工事となるとなかなかタイミングを見出せないでいらっしゃいました。
今回の排水管漏れの修理と同時に洗面台の交換を工事する最大のメリットは同一工事することによって効率が上がること=工事価格(経費分の合理化による)を割安にできるというものです。
お客様は洗面台の交換に関しては全く迷いはありませんでした。
しかし、一方では洗面台だけ交換しても他の老朽化がかえって目立つという思いと建物内の排水管などの配管そのものも老朽化していないか?という心配をおもちでした。
確かにキッチン・風呂・トイレ共に住宅設備機器類はどれも今の時代から観ると正直言ってかなり型遅れだし、使用感も限界を感じます。
そこでもう一歩踏み込んで色々とお話を伺います。
すると長年の間に家族構成も変わり、大体落ち着いてきたので、そろそおろ全体をキレイにしていきたいという考えを抱かれていることを話してくださいました。
しかしながら、当初は排水管の水漏れ修理を承ったのにそれをはるかに上回る大規模な工事に発展してしまいます。
そもそも今回の水漏れが無ければそこまで発展した話にはならなかったので当然ながらご予算に関しては全く把握されていません。
一方で、この際思い切って水周りを全面改修するのであれば、今回の水漏れ個所の部分的修理から排水管の総点検及び必要箇所の引き直しに発展することで、今後建物を維持していく上で大きなメリットを生みます。
従って、「どうせやるなら・・・」ということでこの際、建物の配管を総点検することをお奨めし、それについても了解と決断をいただきました。
そうなると今回の水漏れ修理は一時的な応急処置に留めておいて、後日、配管と設備機器の交換工事の時に新しくなった排水管へ繋ぐことで今回の工事費用は不要となります。
もちろん後日の交換工事が前提ですからこの応急処置はあまり長い間そのままにしておけませんが、このことで先の工事をきちんと予定を組むことができます。
このように住宅のリフォームというのはそこに住んでいる人がその時点では特に予定が無くても、ふとしたきっかけで思いもよらぬほど発展していく場合がよくあります。
しかし、その内容が無駄なもので無いことはもちろん、その工事を発展させることで長期的に建物自体にメリットを生んだり、住む人の意識が良い方向に変わることであれば、私は積極的に提案させていただいてます。
但し、実際にそれを実施するか否かはお客様側でご判断いただけるよう、決して無理なこと、脅かすような押しの強い事は言いませんのでご安心ください。
それと同時に建物の現状や、この機会に工事することで生まれるメリット、費用対効果などについては納得がいくまで時間をかけてヒヤリングしたりカウンセリングさせていただきます。
<住宅リフォームのご相談は>
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