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壁面収納家具造作

2012 - 03/27 [Tue] - 00:00

年度末だからということも無いのですが、3月中は現場の出入りが多く、しばらくこのBlogの更新を滞らせてしまいまして申し訳ありませんでした。

さて、久々の更新記事は前回記事の続きということで、今月初旬に東京都台東区のマンションで実施した壁面家具工事の様子をご紹介します。


台東区:分譲マンション(築約40年超)・壁面収納整理家具造作工事

まず、この現場ですが築年数により経年劣化が進んでいます。
鉄筋コンクリート造の建物は30年も経ってくると段々と躯体に歪みが出ています。
もちろんそれ自体は建物が倒壊してしまうような重大なものではなく、目視では気づかないほどの僅かな歪みなのですが、床の水平が波打ってきたり・壁の垂直が若干反ってきたりしています。

今回の工事はこれまで洋服タンスとパイプ組立て式のラック、プラススチックの衣装ケースなどが雑然と並べられた6畳の和室をスッキリまとめる為に壁面を利用して高さを有効に活かした衣類の収納ラックを造作するというものです。
通常、壁面収納家具を工事する場合、市販のユニットでも造作でも、その壁面にがっちりと固定する形式で取付工事するものです。
そうすることにっよって壁との一体感を形成するだけではなく、地震による転倒なども無くなるという安全面の効果も得られるのですが、前記の様に鉄筋コンクリート造の建物は築年数が経過している程、床・壁の水平・垂直が歪みによって正しく出ていないので壁全体の寸法を測ったつもりで四角い枠組みを作ってみると実際はピッタッリと納まらず、上下左右のいずれかにそのしわ寄せとして出っ張りや隙間が生じてしまうのが現実です。
従って、工事はそのことを前提に上下左右にクリアラアンス(隙間)を目論んでサイズを決めるのですが、今回の現場ではその歪みが大きい事に加え、和室の畳の上に造作するということで、水平・垂直は論外ともいえる程の狂いが生じているところへの設置となります。

なので、予め測っておいた部屋の内法寸法通りに図面を作成して木材を切ると現場でつっかえたり、予想以上に大きな隙間ができてしまい、それを調節する為にその場で材料を切ると見た目が傾いた様に見えたりして違和感が生じてしまったりします。
しかし、上下方向は天井のクリアランスが大きいと転倒防止の効果が薄れます。
左右方向の隙間はホコリが溜まり易くなります。

ざっくり測ったこの部屋の天井高は約2m40㎝
そこで、どのようにデザインしたのかというと、上下2分割の
ユニットとして下段は高さ182㎝のパイプハンガーユニットとして予め材料を切っておきます。
上段は天井までの高さに合せて高さ「約」60㎝を目処に微調整する形で現場で切ることにします。

左右方向については端から端まで目一杯にはせず、敢えて約80㎝ほど余裕を残し、そこに一体型のパソコンデスクを納めることにしました。

P1040871.jpg
(元々のレイアウトも同位置にパイプ式ラックでパソコンを納めていました)

写真でわかりますか?
右側がそのパソコンを納めたラックになりますが、その右端は押入になっています。
従って、約80㎝の余裕があるとはいえ、目一杯の幅でデスクを作ると押入のアクセスが悪くなるので10㎝程の余裕をみてパソコンデスクは幅70㎝としました。

本来であればこのパソコンデスクの両側も木材で壁を立てて挟むように造ると強度も捕れるのですが、右端にそれを立てると圧迫感と押入のアクセスに支障をきたす為、あえて壁は経てず、代わりの強度の確保方法を工夫して収めることにしました。

こうして決定したレイアウトは幅91㎝×高182㎝×奥60㎝のパイプハンガーユニットを2連結+幅60㎝の同ユニットを1連結+幅70㎝のパソコンデスクユニットを右端に連結とし、パイプハンガー上段は枠組みだけ取り付けたフリースペースをしました。
おそらく上段は季節物の衣装や靴などの箱を重ねるのに適しています。

また、予めお客様とはご予算の打ち合わせをしており、今回の工事では提示されたご希望予算内に収める為にユニットには扉を付けないことにしました。
但し、将来的に扉が欲しくなった場合でも、後から取付できるように考えてあり、またそれまでの期間はカーテンやロールスクリーンなどを取り付けできるように考えました。

さて、いよいよ工事です。
2DKの居室の1室を使いきる為、工事期間中はそれまでそこにあったものを処分したりどかしたりしなければなりません。
更に、小さなお子さんが3人もいるのでその子たちが在宅中に工事するのはお互いに不自由を強いられます。

そこで工事期間は予めお客様と決めた1日で終わらせることにします。
もちろんその日はお子さん達にはおばあちゃんのところで預かって頂くことにしていただきました。

この狭い家屋内で木材を丸ノコで切断するのは効率が悪いばかりではなく、粉じんが飛び散って大変な事になってしまう為、実際には工事の3日前から予め作業場で木材の切断を済ませておきます。

P1050268.jpg
工事3日前から予め材料を切っておきます

当日は下段ユニットとパソコンデスク部分は組立てるだけの状態にしておき、上段はおよその長さに切って、後は現場で調整して切ることにしました。

塗装に関しても塗れば乾燥時間が必要となるので、敢えて塗装しなくても良い材料として「シナ・ランバー」を使用することにしました。

P1050267.jpg
(材料に関してはお客様側からは「お任せ」で承りました)

シナ・ランバーは表面が白木のシナベニヤでサンドしてある構造合板で、反りや狂いが少なく加工しやすい材料です。
表面が荒いラワン・ランバーはシナより安価ですが、塗装工事が必要なので最終的には高くなります。
また、最初はパインなどの集成材で検討したのですが、表面が軟らかいのでキズになりやすい事、将来的に扉を付けるとなると集成材の扉は柄がうるさい事、この部屋自体(和室)にマッチした材料ということでやはり集成材よりも白木がキレイだろうという結論です。
写真ではわかりにくいのですが、実物はずっと高級感があります。

図面に従って材料の切り出しをしていきます。

P1050269.jpg
(今回の作業は全て当社スタッフと2人で行いました)

材料の切り出しが終わったら枠の仮組みをして全体のイメージを把握します。

P1050276.jpg
寝かせた状態で仮組みです この上に上段部分が乗ります 右端がパソコンデスク部分

工事当日は生憎の雨天でした
当初、軽トラックを用意したのですが、木材が濡れるので急遽乗用車に変更です。
材料を切ってあるので、リヤシートを倒してトランクと連結してギリギリで積み込みできました。

さぁ!現場作業開始です

まずは予めお客様にご協力いただいて、部屋の中をかたずけていただいていましたが、それでも予想通りこまかい物がたくさん残った状態でしたので、1人はそのかたずけ、その間にもう1人が道具の準備や材料の荷降ろしをします。
元々のお約束で、今まで使用されていたタンスは処分ということで、その場で粉々に解体します。
そんなことだけでもあっという間に1時間は要しましたが、いよいよ本体への着手です。

P1050278.jpg
寝かせた状態で仮組みした時と同じ手順で寝かせた状態でビス止めしていきます

前日に仮組みした時と同じ手順で組み立てるので順調に形になって行きます。
パソコンデスクを含めて下段だけで4つのユニットを連結していきますが、1ユニットごとに組み上げた箱を立てていきます。

P1050280.jpg
ただ箱を並べるのではなく、真ん中のユニットと両端のユニットは1枚板で連結するのが拘りです

垂直の歪みを想定して壁には敢えてピッタリ付けず、余裕をもって少し手前に設置していきますが、最終的には和室の付長押(横に見える気の部分)にビスで固定してしまうので転倒の心配はありません。

パソコンデスク部分も組み上げていきます。

P1050279.jpg
右側の低い袖壁の上からプリンターなどを置く為の棚板を止めることによって強度を確保します。

パソコンデスクの天板は右手前に化粧丸脚をつけることで安定感と解放感が出ます。

ここまでで午前中一杯かかりました。
午後は上段部分の作成ですが、ここは1ヶ所1ヶ所、縦板の寸法を測って廊下で板を切りながらの作業となります。

P1050282.jpg
レーザー光線を当てながら微妙な調整をしていきます

天井と壁の隅には梁が出ているので、これを避けるように上段の奥行きは浅く枠組みしていきます。
なるべく天井との隙間が無いように神経を尖らせて微妙な裁断と調整を繰り返して行くので、けっこうな時間を要しました。
更に、元々壁にあったコンセントの位置をユニットで塞いでしまう為、ユニットの縦板のコンセント位置を測って穴を空けます。

気がつけば日が暮れてしまいましたが、どうにか1日工事で間に合いました。

P1050286.jpg
最後にお客様にご指示いただいた位置にハンガー用のパイプを取り付けます

パソコンデスクの方は実際に機械を置いて見てコードを通す穴やエンジンを吊るハンガーを取り付けます。

P1050285.jpg
エンジンをラッキングするだけで床がそてもスッキリしますね

今までは色んな家具で床面が凸凹して落ち着かなかった部屋が、このユニットを設置することにより前面が真っ直ぐ揃ったおかげで以前よりも床面は狭くなったのにとてもスッキリして広く感じるようになりました。
また、床を這っていた電気コード類が無くなって掃除がしやすくなっただけではなく、ホコリそのものも溜まりにくくなります。

今回はご予算の都合に合せて枠組みだけの工事にしましたが、この後はお客様側で衣装ケースなどをレイアウトしてオープンスタイルのクローゼットを完成させていって頂きます。
どの様になってどの様に使っていってそこからまた進化させるご相談をいただけることを楽しみにしております。


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is・Livingは多摩ニュータウンを中心に住宅のリフォームのプランニング~施工を承ります。
一戸建からマンションまで、内装・外装・設備・外構など住宅に関する一式をお客様のご要望をよく伺ってご予算に合わせた計画を提案することを得意としております。

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