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照明器具の造作 ①

2010 - 09/22 [Wed] - 00:00

多摩ニュータウン:公団分譲団地 現場
RC壁式構造 地上5階建 築年数:34年

is・Livingがキッチンの照明を造作した工事実例です。
ダイニングキッチンの広さは約7畳、元の照明器具は天井に2か所あるブラケット(取付位置)にシーリング(直付)タイプの円形の蛍光灯(白色)でした
P6250009.jpg

内装工事に伴い、天井のクロスを張替えることになったのですが、一つ問題が・・・・
こちらのお宅は過去に一度、天井クロスの張り替えを実施しているのですが、新築時から天井の形状が部屋の四隅が平らではなく、縁の部分がわずかにR(曲がって)になっていました。
そこに砂のような吹き付けで仕上げてあったものを削った上にビニールクロスを貼っていたのですが、下地の形状の隅が丸い為、無理やり貼っているのでどうしてもそこから継ぎ目が目立ちます。
このままクロスを張替えても出来なくはないのですが、最初はキレイでも時間が立つと再び継ぎ目が目立つようになってしまいます。

そこで私はお客様に「天井フカシ工事」を提案しました。

この「天井フカシ工事」とは、天井面に桟を打ってフラットな天井下地をつくるというものです。
メリットはもちろん天井がフラットになるのでクロスがキレイに貼れる様になります。
しかし、デメリットとして、桟と下地材の厚み分が既存の天井面より低くなってしまいます。
P9210067.jpg

この団地の天井高は2m40㎝ 元から決して高い天井ではありません。
そこから更に低くなるのはお客様は不安になって当然です。
実際に低くなるのは桟の厚み約3㎝+天井下地材が5.5㎜=3.55㎝のマイナスです。
P7230085.jpg

さぁ、お客様に納得いただける説明が必要です。
私は数字上の天井高ではなく「感覚的な高さ」についてお話しました。

まず、元々貼ってあったクロスが白というよりもアイボリー系で凹凸感のある柄でした。
このクロスに張替えて未だ10年未満とのことでしたが、この凹凸柄で、全体が黄ばんだように見えています。

そして天井面が例の縁の部分が元々下がっているのでクロスの継ぎ目のシワ寄せが目立ってキレイではないばかりではなく、元々の貼り方の問題で全体的に継ぎ目があちこち目立っていました。
照明器具は天井に直付けの蛍光灯なので明かりを点灯するとその天井部分をチカチカと照らしているので更に「粗」の部分が強調されてしまっていました。

そこで天井を3.5㎝下げてでも天井がフラットになったことで従来より低く見えない方法と理由を説明します。

まずはクロスの選び方!
元のクロスよりも20%位明るい「真っ白」に近い色で表面柄も凸凹が少ないシンプルなものを選ぶ。
これによって天井面に「歪んだ影」が無くなり、全体が明るく見えてきます。

そして今回の記事のテーマである照明器具を工夫する!です

元々の照明器具も天井直付け型なので薄型ですが、それでも高さ(厚さ)は10㎝以上あります。
取付位置が2か所あるのに部屋の中心を照らさないので器具が大きい割に目に映る明るさは大したことないばかりか、白い蛍光灯の光は人の目線より上の天井にばかり反射するのです。

今回、その光の質を変え、天井をスッキリさせる目的で照明器具をデザインして造作することにしました。

天井をフカした桟の厚み(約3㎝)分、天井内に懐が出来ました。
何もしないで塞いでしまえばそれでも良いのですが、せっかくなのでこの3㎝の懐を有効活用します。
一つは元の取付位置が良くなかったので位置変更する為、配線を隠しました。
もう一つはこの懐分、器具を半分埋め込む様にデザインして造作しました。
元々2か所、それぞれ別のスイッチ回路だった照明配線は一つはメイン、一つはサブに分けました。

まずはサブ照明   用いた器具は「21Wスリム管」の蛍光灯 
従来のFL管に比べて筒の径は半分という細い蛍光管です。
その他の工事で余ったパインの廃材を利用して、このスリム管を2連結で納める長さ=180㎝ 幅5センチ 高さ5センチの内法サイズで凹型の箱を造ります。
P7220076.jpg

そしてこれを元の天井にピッタリと付け、桟の横から抱かせるようにビスで固定した後、この照明を避けるように下地をピッタリと貼っていきます。
P7230086.jpg

工事中、最初はゴチャゴチャに見えますが下地を貼るとスッキリします。

P7240113.jpg
3.5㎝下がった天井に高さ5センチの照明BOXを埋め込んだので、天井面からはわずか1.5㎝しか飛び出しません
これで元の天井から高さ10㎝の照明器具を付けるよりもスッキリするのです。

こちらのお宅のキッチンレイアウトは部屋の真ん中にテーブルを置き、そこを中心に片方の壁が流し台、片方の壁に冷蔵庫や食器棚が配置されています、
したがってサブ照明はその動線上2か所に同じ配線で設置しました。

続いてメイン照明です。
実は他の工事として、この部屋の中心にあったテーブルも機能的なものに造作したのですが(こちらはまた別の記事でご紹介します)、料理を盛りつけたり、軽食をとったり、小休止をする「島」があります。

メイン照明はこの「島」を集中的に照らすように造作しました。
フカした天井懐に配線を隠せるので位置はどこでも自由自在です。
「島」を集中的に照らすのであれば、市販のスポットライトを取り付けるのがもっとも手軽なのですが、天井が3.5㎝低くなったところにスポットライトがぶら下がってもおかしくはないのですが、部屋全体のインテリアを見るとスポットライトのデザインがアンバランスでした。
そこでサブ照明と同じイメージのものを造作したのです。

スポットのように狭い照射角度で光を直下に当てたかったのでダウンライトを用いることにしました。
さて、お気付きでしょうか?
天井面と面一のダウンライトは器具を納める為に天井懐が必要ですが、この現場の天井フカシ工事で得た懐は3.5㎝しかありません。 どんなに薄型でもダウンライトの高さは最低10㎝はあります。

そこで、お客様の「こうなったら好きにやっていいよ」とのお言葉に甘えてフローティングイメージの照明造作にしてみました。

P7260004.jpg
部屋の中心となる「島」(テーブル)の上部天井を予めフカシ部分を無くして凹形状に仕上げておきます。

その凹形状とサイズに合わせて軽量のベニヤで長方形(180㎝×30㎝)に切って、ダウンライトを納める丸い穴を2つ開け、器具を取付けます。
ベニヤの断面はサブ照明で使ったパイン材で四方を縁取り化粧して、表面は天井と同じクロスを貼ります。

これを凹部分の内側で3本の脚で吊るすように取付すると、人の目線からは脚が見えにくくなってまるで照明器具が浮いているように見えます。
P9150032.jpg
 (ゲタを逆さまにしたようなイメージです)

元々のフカシを無くした分で3.5㎝のクリアランスがあるのでダウンライトの懐分を12㎝確保しても照明器具が下がるのは10㎝弱なので圧迫感はありません。

う~~~ん、ちょっとこの立体イメージを文書で説明するのは難しいですね・・・

では、写真で完成具合を見てください。
P9180061.jpg

P9180060.jpg

いかがでしょうか?

一番上の工事前の状態の写真と比べるとモダンな感じになりました。
長方形の部屋に合わせて縦長(180㎝)×3個所を並行に並べ、光がムラ無く下を照らします。
結果としてお客様も目で見た感じ、天井が3.5㎝も下がったとは気付かないとおっしゃっていました。
天井の中心部だけ、真下を照らすメイン照明が主張していますが、その分、周りがむしろ高くなったような錯覚をするようです。

更に、サブ照明に用いたスリム管がとても細いので圧迫感が無く、それを納めるBOXも「天井埋め込み型」になっているので照明器具数が増えたにも関わらず、シャープでスッキリしました。

従前の照明器具は光の大半が天井を照らすので天井が白くチカチカする割にテーブルの上など、本来照らすべきところにキチンと光が届いていませんでしたが、今回の工事で天井の反射を抑え、全ての光を真下に照射するようにしたことで手元が自然に明るい目に優しい光になりました。

さて、このように解説すると、たかが天井にずいぶんと手間をかけたような感じがすると思いますが、実はコレ、かなり合理的に・・・というよりも、むしろ「ついで」に手を加えたようなものなのです。

元々はクロスをキチンと平らに貼れるように天井をフカシて平らな下地をつくろうというのが主目的です。
どうせ下地を組むのなら、たとえ3㎝の隙間でも天井懐を有効に使おうというのが照明配線を通して照明器具を適切な位置に取付ようということになりました。
そして、フカシ天井に要したコストを活かす為に、新しい照明器具は市販の器具を購入するのではなく、天井工事の「廃材」で造作したところがポイントです。

ちなみに今回のコストは以下の通りです
天井のフカシ工事の費用は材料+工費合わせて約4万円
照明の造作に使った材料費は廃材利用の為、0円
サブ照明のスリム管はホームセンターで購入したので1本2980円×4本
メイン照明のダウンライトは今回の現場ではたまたま私が持っていた中古の器具を用いた為、0円

※もし、廃材利用でない場合でもランプ以外の照明部分の造作材料費は1万5千円以内で収まります。

その他のキッチン内装工事を合わせた工程に組み入れてあるので、工費は実質的にかかっていません。
お客様の「好きなようにやっていいよ」と言っていただいた信頼に応えるように、手間を惜しまず努力した結果です。
また、お客様にも「廃材利用」の意味を理解していただき、メリット・デメリットを納得いただいたからこそ生まれた工夫とも言えます。

同レベルの照明プランを普通に市販の器具で選べばコストはもっとかかったでしょう。
その部屋に合う快適な空間が出来たならばこれは金額には替えられないものですが、工夫とアイデアを活かすことで最終的にローコストを実現するのがis・Livingの工事の取り組み姿勢です。

これからも、こんなワンポイントの工事実例を紹介していきたいと思います。


本工事の詳しいお問い合わせは下記Eメールまでお気軽にお問い合わせください・ 
sasaki@is-living.info
電話でのお問い合わせはis・Living営業企画室:042-319-6480




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Author:アイエス・リビング株式会社
発信:is・Living営業企画室
東京都多摩市落合1-5-1-701

is・Livingは多摩ニュータウンを中心に住宅のリフォームのプランニング~施工を承ります。
一戸建からマンションまで、内装・外装・設備・外構など住宅に関する一式をお客様のご要望をよく伺ってご予算に合わせた計画を提案することを得意としております。

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「暮らし」がキーワード!
当ブログではリフォーム工事に関することだけではなく、暮らしに役立つ情報の広場として継続的にご愛読いただければ幸いです。

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