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リビングルーム編 ②

2010 - 09/27 [Mon] - 00:00

is・Living本社・ショールーム  リビングルーム編、第二話は
「オープンラックの造作」 をご紹介します。

このリビングルームの西側・北側の2か所に収納を一部(腰下)に設けたオープンラックを造作しました。
速い話が「棚板を組んだ」ということです。
P9240073.jpg

まず、私自身が必要以上に部屋内側に家具を置くことをあまり好みません。
装飾寄りの飾棚やサイドボード、リビングボードなども限られたスペースの内側に置くと部屋に圧迫感を感じてしまうのと、配置が凸凹になることで床の隅にホコリが溜まり易くなるのが気になります。

壁面を利用して収納や装飾の家具を一体成型で造作すると床面がきちんと四角い部屋になりスッキリ広く感じられます。
まずは施工前の西側の壁面を見てください。

P9070181.jpg
角に大きな柱型が、そして天井縁には梁(ハリ)が出っ張っています。

元々部屋が広いということもありますが、何も無い状態だとその壁面は無機質で色気のない感じです。
しかし、ここに「置き家具」を並べると脇の柱型を含めてけっこうデコボコになってしまうでしょう?
そこで写真左側の柱型に出面を合わせたオープンラックを組み込んでみようと計画しました。
そこには主に本や装飾小物をスッキリと納めます。
P9240074.jpg

しかし、いざ作業に着手すると、そこには築年数が経ったコンクリートの建物ならではの問題に直面します。

西面の壁はいわゆる耐力壁=躯体=鉄筋コンクリートです。
団地の管理組合規定により、耐力壁にアンカーは打てません。
そこで棚受け部分だけ角材をコンクリートビスでブレ留めして、その上に左右に棚板1本通すように取り付ける予定でした。

まず起きた問題・・・
それはコンクリートビスによる工事騒音と振動でお隣の住居に多大な迷惑をかけてしまいました。
たとえ小さなビスでも鉄筋コンクリートの壁は建物全体に音と振動をモロに伝えます。
管理事務所の人が慌てて現場を見に来られましたが、工法自体は問題なかったのですが、音と振動でこれ以上ご近所に迷惑をかけるわけにはいきません。

直ちに工法の変更です。

予め縦横の板を組んで壁に押し入れることにしようとしたのですが・・・・
それではただの「置き家具」と同じでつまらないです。

それとは別に、材料の割り振りに多大な無駄が発生することがわかりました。
棚の材料はキッチンカウンターで用いたものと全く同じパインの集成材です。
この材料の真物(規格サイズ)は幅4.6m×奥行50㎝×厚さ2㎝で、板1枚が2万円近くします。
対して西面の壁の左右幅は3m以上あります。
左右幅が2.3m以下であれば1枚の板を1/2に切断して棚の横板は2枚とれますが、それ以上のサイズだと真物の板は2倍必要な上に端数も無駄に大きな板になってしまいます。

材料コストを計算する場合、いかに1枚の板から無駄なく材料を割り振りして廃材を少なくするかが重要です。
では、縦板を軸に割り振りしても、やはり無駄が多く、更にこの場合は強度も弱くなることがわかりました。
また予め組み上げた棚を壁に押し入れても固定しなければ大地震で転倒してしまいます。

さらに追い打ちをかけられたように建物自体の問題が発覚しました。
それは肉眼では確認できませんが、年数の経ったコンクリートの壁は歪んだり反ったりしていて「直角」が出ていないのです。
更に測ってみると天井も床も反っていました。
これでは設計図を書いて忠実に四角いものを造ってもあちこちで隙間が空くばかりは壁が広いほどその隙間が大きくて家具自体が傾いて見えてしまいます。
(現に床にテニスボールを置いたらみごとに転がってしまいました)


さぁ、工期の都合もあってゆっくり考えている時間はありません。
場当たり的に進めて行きます。

※コンクリート壁へビスを打たなくても転倒しない取付方法はすぐに思い付きました。
※材料の割り振りに関しては無駄を承知で材料を多く取れば問題ありませんが、自分の家のことだけに、絶対に最初に決めた予算内=今ここにある材料で納めることに決めました。
※建物そのものの歪みがどうしようもありません。
ならば視覚的にそれをカバーする=気にならないようにするしかありません。


この問題をクリアすべく、マイナス要因に向き合って組み上げた結果、実際に出来上がったのが現在のこの状態です。
P5290030.jpg
自分の趣味の装飾品をたくさん並べてしまっているので好き嫌いの評価はご容赦ください

真正面からの写真だとわかりにくにですが、けっこう大きなサイズで収まっています。
このオープンラックを組み上げたことで元々の建物の欠点をカバーするヒントを得る良い勉強になりました。

それでは次回、そのポイントについて解説したいと思います。


is・Livingは多摩ニュータウン・旧公団分譲団地を中心に築年数の経った鉄筋コンクリート造のマンションリフォーム現場を手掛けています。
無理だと諦めていたような造作も物事をシンプルに考えることによって意外と簡単な発想でアイデアが出て来ます。
実際に現場をご覧になると、より一層、工夫とアイデアの個所を実感できると思います。

本工事に関するご質問、または見学希望など、どうぞお気軽に下記までお問い合わせください。


is・Living営業企画室
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is・Livingは多摩ニュータウンを中心に住宅のリフォームのプランニング~施工を承ります。
一戸建からマンションまで、内装・外装・設備・外構など住宅に関する一式をお客様のご要望をよく伺ってご予算に合わせた計画を提案することを得意としております。

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「暮らし」がキーワード!
当ブログではリフォーム工事に関することだけではなく、暮らしに役立つ情報の広場として継続的にご愛読いただければ幸いです。

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