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リビングルーム編 ③

2010 - 09/28 [Tue] - 00:00

前回に引き続き、今回はリビングルーム西側壁面に組み込んで造作したオープンラックの納め方と仕上げを紹介します。

実は当初、棚板部分を受ける角材を壁にビス留めする予定だったことは前回の記事の通り、音と振動で近隣にご迷惑がかかるので途中で断念しましたが、このオープンラックのベースとなる下段の棚板部分だけはすでにビスを打ってしまったので管理組合立会の元、状況確認していただいて残すことにしました。
 ※「アンカー」打ちではなかったので、ここまでの状態は管理組合の許可をいただきました

P9250008.jpg

ラック腰下部分は元々、扉を付けた収納にする予定だったので、まずはこの腰下部分を大きなボックスのように枠組みして床に置きます。

縦の仕切り板で強度は十分にとってありますが、せっかく壁面は棚受けの角材を残させてもらったので天板はこれに乗せて木ネジで固定しました。
これにより、幅が3mを越える1枚板でも撓(たわ)むことはありません。 縦枠の仕切り板と合わせてかなり上部な箱になったので上に人が乗ってもビクともしません。

そしてそのボックスの上にラック部分の外枠を神社の鳥居のように組んで梁(ハリ)の下に差し込みます。
この状態では梁下の天板は幅が3mを越える1枚板なので当然撓(たわ)んでしまいます。
この状態で一番良い方法はこの天板を下から梁(ハリ)にビスで固定してしまうことですが、ビス止めに関しては一切考えないことにしました。

そこでまずは天板のちょうど中心部から縦板の仕切り板を設けます。
単純発想だとこの縦板を上から下まで数枚通せばこれで強度は十分なのですが、腰下のボックス天板から梁(ハリ)までの高さに見合う材料の板割が難しく、その為に真物の板を1枚追加注文すると無駄が多く出てしまいます。
棚板となる横板との必要枚数バランスを考えても同じでした。

とにかく今ここにある材料の範囲で何とかする

そう決めた以上、意固地とも思えるほど何度も材料の板割計算をやり直しますが、どんなに考えても原則は「不足分は足すしかない」ということになります。

その時に半ば開き直りの感じで発想を変えてみました。
「棚板のレイアウトは規則的でなければならないということはなく、不規則でも構わないのでは?」

すると何か吹っ切れたように今ある材料を種の上から「ヤジロベエ」の様に思うまま不規則に並べてみました。
天板の中心から左右のバランスを見て下ろしていくと、重力が分散されていく方向が見えてきました。
P5290030.jpg
オープン棚部分は、敢えて背板を付けず、壁のクロスを活かしたことでより一体感が高まり、部屋自体が開放的に映ります

そして、次の問題である壁(躯体)の歪みへの対処も同時にクリアしていきます。

まず、梁下に押し込んだ「鳥居」の天板との隙間については正面からクサビを数か所打って固定しました。
壁側が梁下に引っ掛かるので転倒の心配は全くありません。
棚板となる部分も同じ奥行き寸法できちんと揃えようとすると壁が歪んでいるためにピッタリと合いません。
なので腰下のボックスと梁下天板の出幅だけをピッタリ合わせ、中段の棚板は敢えて出幅を不規則にすることで変化のある面白いオープンラックの棚組みができました。
P9250004.jpg
棚板(横板)は天と地の出幅を合わせ、中断を不規則にしたことで変化のある空間ができました

この時点で梁とその下の天板のm隙間とそれを固定するクサビが丸見えです。
それを隠す方法に実用的なアソビを取り入れることにしました。

それが間接照明です。

とはいっても、実はこれが、天板の梁から出ている部分に40Wの蛍光管を2連結してポンと置いてあるだけという実に単純なものなのです。
正面から丸見えにならないようにするために、カーテンボックスを造った時と同じく、コンパネを15㎝に裂いてL字型に幕板を作ってこれもただ天板の上に置いただけです。

しかし、出来上がり全体を見た時に西側壁面は床面に凸凹が無く、壁・天井と一体になったオープンラックがキレイにスッキリと納まっています。
そしてこの間接照明から放つ光が部屋を温かい柔らかな光で包んでくれるので、来客でもない限り、平素はメイン照明は不要なくらいです。
P9100026.jpg

is・Livingでは間接照明の造作を積極的にお奨めしています。
最初に「金額が高い」とか「モダンすぎる」というご意見をよく効くのですが、既成概念に捉われず、工夫とアイデアによって照明の光を作っていくことでローコストはもちろん、目に優しい光は安全面でも大きな効果を発揮します。
間接照明については、また別の機械にこれまでの施工実例を合わせてご紹介していきたいと思います。

さて、工事の技術的にはまるで「日曜大工に怪我生えた程度」のような造作家具工事のご紹介でしたが、もうお察しの通り、ここでのポイントは大工工事の技術ではありません。

アピールポイントの大前提はローコストなのですが、ローコストと併せて何気ない簡単なことで効果を得られるポイントをおさらいします。

①梁(ハリ)に引掛けるように納めることで固定しなくても転倒しない。

②歪んだコンクリート壁に無理に面を合わせなくても不規則=デザインと割り切れれば思いのほか面白い物が出来る。

③力の分散を巧く利用することで材料を軽減するできる。

④目に見える「粗」は出さない方が良いが、考え方を割り切ることで敢えて「粗」に目がいかない代案を用いる

⑤壁面家具の造作は「置き家具」と違い、一体感があるので部屋の中に自然に溶け込む他、床面が揃うとホコリが溜まらず、掃除が楽になる


などです。

このオープンラックはカーテンボックスと合わせて「チョコレートブラック」という濃いコゲ茶色に塗装しました。
塗料は水性ペンキでローラーと刷毛の手塗りですが、梁下天板は塗装していません。
部屋に立っていても見えない個所なので塗らなければもちろん楽ですが、同時に間接照明の光を反射させるのにはコゲ茶よりも元の地色の方が明るいからなのです。

腰下のボックス部分は同じ集成材を切っただけの扉を両端に観音開きで取付ました。
この「ちょうばん」や、取っ手のノブは元のキッチンを解体した時にとっておいたものを再利用しています。
真ん中部分のオープンスペースはお客様に見学していただいた時に取付の構造が見えるように敢えて開けてありますが、収納が必要であればもちろん扉を付けられます。
P9250003.jpg
裏面は塗装もしていませんが、これは明らかに手ヌキです

さて、写真や文書で説明するのはなかなか難しい個所ではありますが、雰囲気はお伝えできたでしょうか?
この梁下に引掛けて壁面一体でつくるオープンラックは実は賃貸住宅のインテリアにとても有効だと私は考えています。
AVボード・本棚・食器棚・パソコンデスクなどを壁面全体を使って一体化することをオリジナルで、しかもローコストで実現できると思います。
家具を選んで買うしか方法が無いとあきらめていた人には参考になるのではないでしょうか?

もし、興味のある人はぜひ一度、is・Living本社・ショールームを実際に見学してください。
実物を確認できるだけではなく、本文や写真では伝えきれないポイントが他にもたくさんあります。

次回はもう1個所の北側壁面の造作をご案内します。
西側壁面からL字型に続く北側の壁と収納家具には意外なアイデアと理由が隠されています。



is・Livingはこのような一見、何気ないことでも効果が得られると思うアイデアを常に提案するように心がけています。
実際に現場をご覧になると、より一層、工夫とアイデアの個所を実感できると思います。

本工事に関するご質問、または見学希望など、どうぞお気軽に下記までお問い合わせください


is・Living営業企画室
E-メール:sasaki@is-living.info
電話:042-319-6480 FAX:042-319-6481






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発信:is・Living営業企画室
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is・Livingは多摩ニュータウンを中心に住宅のリフォームのプランニング~施工を承ります。
一戸建からマンションまで、内装・外装・設備・外構など住宅に関する一式をお客様のご要望をよく伺ってご予算に合わせた計画を提案することを得意としております。

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当ブログではリフォーム工事に関することだけではなく、暮らしに役立つ情報の広場として継続的にご愛読いただければ幸いです。

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