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換気扇は吸排気バランスが肝

2010 - 10/09 [Sat] - 00:00

多摩ニュータウン:・公団分譲団地 現場
換気扇交換工事実例


現代のお宅のキッチン換気扇はシステムキッチンユニットにセットされているものが多いですが、築年数が30年以上経っているところは、一戸建てでもマンションでもまだシステムキッチンが普及していなかったので当時のままの環境のお宅は、換気扇というといわゆるプロペラ式のファンが付いているところが多かったと思います。

キッチンの場合は普通、火元であるコンロ上部の壁に設置されていて、そのコンロから上がった煙を換気扇の前で集めるように大体はフードが付けられています。

P6250017.jpg

昔ながらの家屋の台所の大半は流し付近に窓があって、そこからが外気を入れ、換気扇を回して料理の時に出る煙や臭気を流しの周りで循環させて外に出していました。

しかし、このプロペラファンは、簡易な構造で、価格も手頃ですが、構造上、壁に直接取付する為に、無風のときや気密性が低い場合は風量が多い反面、外の風の影響を受けると、風量がダウンするため、気密性の高い建物や高層階への設置にはあまり適しません。
また、激しい風雨の時などは逆流してファンを逆回転させながら雨水が室内に入ってきたりします。

そこで、現代の換気扇はプロペラファンに代わってシロッコファンが主流になりました。
シロッコファンとは、天井や壁の中に巡らしたダクトを通じて湯気や煙を排出口まで誘導するダクト式の排気の場合に使われるタイプの換気方式です。筒型のケースに無数の羽根が縦方向に付いているのが特徴で、屋外の風やダクトなどでつなげた場合でも風量が安定しているため、最近のマンションに多く見られるキッチンに窓が無い部屋でもダクトを通して安定した圧力で室内の空気を外に出してくれます。
現代のシステムキッチンユニットにセットになっているのはレンジフードと一体型のシロッコファンですね。


さて、今回の施工現場は公団分譲団地で築30年以上経ったお宅です

P6250001.jpg

さすがにこの築年数の建物だと当時の換気扇はプロペラファンの旧式です。
過去に一度キッチンユニットをシステムキッチンに交換されていましたが、換気扇は既存のままでした。

P6250018.jpg

比較的よくお手入れされていたので経年数の割にはキレイで作動も全く問題ありません。
シンプル構造のものはけっこう耐久性もあるのですね。
しかし、外部を見れば排気された煙の汚れで長い年月使われてきたことがよくわかります。

P6250019.jpg

この旧式の換気扇自体は作動に問題はなく、まだまだ使用し続けることができそうですが、お客様は換気能力が低下したと感じていました。
そしてもうすぐ団地全体で行われる外壁塗装工事を機に換気扇を交換しようと思われ、相談をお受けしましたが、先に取り換えておけば、塗装工事の時に取り付け部分周りがキレイになるので今工事しておいて正解だと思います。

気になったのは「低下した」と思っていた換気能力についてです。
これは換気扇の能力低下ではなく、問題は「吸気と排気のバランス」にありました。

状況を診てすぐにわかりました。
現場は高台に建つ4階なのでとても風通しの良いお宅なのですが、料理中は台所がある北側から風が吹くと換気扇はその風に逆らって作動することになるので機能が低下するのです。
また、室内の窓を全開にすると換気扇からの排気量は窓からの吸気量に負けて煙は外入ってくる吸気の気流に乗って室内全体に循環してしまいます。

空気を外に出す換気にはそれと同量の吸気を行うことがバランスは良いことは言わずとも解かる理屈ですが、現実的にはいちいち状況に合わせて窓や扉で微調整なんていうのはけっこう面倒臭いですね。

たかが、部屋の換気ごときにずいぶんオーバーな話しだな?と思われたかもしれませんが、この記事では物の原理を解説するために極端な表現をしていることをご了承ください。
実際は暮らしに支障をきたすような大問題ではありません


これらの気流の原理からすると取り付け場所に関係なく、安定した気圧で排気するシロッコファンの良さがお解りいただけたかと思います。
特にキッチンユニット周りの窓が小さい(または無い)お宅にはシロッコファンは必然です。

さぁ原理は判りましたが、今回のこの現場ではシロッコファンに交換する取付位置関係で難儀しました。

壁付け=横出しのプロペラファンと違い、シロッコファンは火元の真上に取り付けて、ダクト(排気管)を通して効率よくストレートに外へ排気できる長所があります。
問題は壁の外に出す位置ですが、集合住宅ですから新たに外壁に穴を空けるわけにはいかないので元の換気扇取付窓を利用することになりますが、通常の機械は本体の真上から排気管を取り付けて排気管を曲げて窓まで配管するのですが、その窓の位置が火元の真横な為、排気ダクトの配管を曲げるスペースがありません
そこで、今回は真横からも排気管を接続できるタイプの機種を探して選びました。

ところが深刻なのは、30㎝四方の真四角な元の換気扇窓の位置がかなり低かった(下辺で150㎝)のです。
この低い窓位置に合わせて横出し排気の機械を取付すると、けっこう位置が低くなってしまい、ちょっと背の高い人が前に立つと換気扇が目の前にセリ出ているような感じになってしまいます。
それ以前に器具の取付位置は火元=コンロの位置から80㎝以上の空間が必要という消防の安全基準があって、それは施工者は厳守しなくてはなりません。
ファンとフードを別々の部品で上から吊るして排気管をつけるか?など色んな再検討が必要な為、予定外に時間を要してしまいましたが、今回はその他のリフォーム工事個所もあるので、工事の間が空かない様に、急遽工事全体の段取りを変更しました。

実はリフォーム工事ではこのようなことはよく起きます。
お客様の大半は、そこで暮らしながら工事する環境なので、工事中は特に水周りなど日常生活に極力不自由が出ない様に努力します。

色んな方法を検討したところ、フード一体型で超薄型の横出し式の機種を何とか探すことができました。
排気量計算上も問題無し、配管スペースも確保できることを確認してホッとしました。

さぁ、ようやく工事着手です。
まずは元々ついていたレンジフードの取付下地を加工して新しいシロッコファンを取付けて行きます。

P7260002.jpg

機械本体の取付自体は簡単ですが、ここでまた問題が・・・
前記した安全確保の80㎝のクリアランスを確保すると排気管の取付位置が換気窓の極力上辺にもってこなくてはなりません。
P7260003.jpg
ダクト位置を換気窓の目いっぱい上にもってこなくては・・・

また、前に立つ人のアタマにぶつからないように超薄型の機種である為に、機械本体を設置すると換気窓の下の部分が空いてしまうのです。
P7260008.jpg
予想以上にこの穴大きい・・・外からは塞ぐのですが・・・

左側の吊り戸棚の下辺ともバランスよく揃えていかなくてはなりません。
P7260001.jpg
ベストの位置に取り付けると換気窓には30㎝×5㎝くらいの穴が残ります

まずは外側から仕上げて行きます。
アルミ板で塞ぐ前に換気窓にはダクトを固定する木枠を造り、ダクトを通すコア(穴)を空けます。
P7260009.jpg
150φの穴を空けるホールソーという工具を使います

枠組みが出来たら窓の内側にはめ込んで排気ダクトを通します。
P7260010.jpg
ダクトにはダンパーが付いているので風や雨水が逆流しない構造なのがわかります

仕上げにアルミパネルを被せて排気口にはベントキャップをつけます。
P7260017.jpg
キレイに付きました

さて、問題の内側の仕上げです。
このままでも外気が入ることはありませんがカッコワルイので、元々貼ってあったキッチンパネルで隙間を埋めることにしました。
この辺は契約見積には入っていない補修個所ですが、キレイに仕上げてお客様に喜んでいただきたいので職人さんを説得して、ただ被せるだけではなく、面一になるようにきちんと穴に合わせて加工してもらいました。
P7260016.jpg
充てたパネルに段差が無いので違和感なく塞がりました

こうして無事工事は完了です。
取付自体は2時間くらいの作業ですが、思わぬ仕上げ作業の追加で今回は6時間くらいかかりました。
それでもお客様はその日の夕食の支度に間に合ったのでよかったです。

P7260021.jpg
最後に上部にカバーをつけて完成です

スッキリとしたモダンなデザインで手元には照明は当たるようになり、清潔感のある火元になりました。
もちろん、換気効率も格段によくなったので、北側からの風の影響も受けなくなります。


皆様の住まいは未だプロペラファンの換気扇ですか?
キッチンユニットごと交換しなくても、こうして換気扇だけをシロッコファンに交換することも可能です。
窓を閉めていても安定して排気するシロッコファンはマンションには特に有効です。
特に、寒い冬にはより効果を得られると思います。
最近の機種は手入れもし易いようにフィルターも簡単に脱着できるので衛生面・お手入れ面でもずぶん楽になりました。(但し、どの機種もお手入れは必要です)
歳末の大掃除でプロペラを外して洗う前にシロッコファンへの交換をご検討される時はis・Livingまでお気軽にご相談ください。


<お問い合わせは>
is・Living営業企画室
E-メール:sasaki@is-living.info
電話:042-319-6480 FAX:042-319-6481

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