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簡易床貼り工事(キッチン)

2010 - 10/25 [Mon] - 00:00

多摩ニュータウン:・公団分譲団地 現場
「簡易床貼り工事実例」


先日ご紹介した、換気扇工事のお宅のキッチンでは、それ以外にも色々と手を加えました。
その一つが床貼り工事です。

こちらのお宅は築30年以上経った公団分譲団地ですが、この時代の建物の床はコンリートスラブ(水平面)の上から直に床材を貼って仕上げてありました。

マンションなどの鉄筋コンクリート造や鉄骨造の集合住宅の床にはこのような「直床式」と「置き床式」があります。

前者は前記の通り、コンクリート躯体の上から直に床材を貼る工法。
後者はコンクリート面の上に桟を敷いてから床材を貼る工法です。

マンションや団地にお住まいの人は、どちらの床工法かを知るには、床をカカトでドンと踏んだ時に太鼓のような空間音がしたり、床に撓(しな)りを感じたら、それは「置き床」です。

どちらの工法にも一長一短がありますが、下階へ伝わる音を軽減する意味では現在は「置き床」が主流です。
また、「置き床」の場合は躯体と床材の空間に給排水の管や電気配線を通すことができるので、メンテナンスするのが簡単で、間取り変更したりするにも比較的自由度が高く工事し易くなっています。

今回の現場はこの時代の中層(5階建て)団地に共通している条件として建物が「壁式構造」です。

この「壁式」とは文字の通り、躯体は柱・梁(ハリ)を使わずに壁=面で構成されています。
これは簡単に説明すると予め工場生産した壁を現場で立てて、その上に天井(床)面を乗せ、上階はまた壁を立てていく工法です。

建物を面で支えているので撓(しな)ることがないので実は耐震性には優れています。
この基本構造の木造版が2×4(ツーバイフォー)工法ですね。
耐震性だけではなく、室内側の部屋角には柱型が出ないというメリットもあります。
但し、中層のビルは天井面を支える為の小梁(コバリ)はどうしても出ますが、その位置は必ず部屋の間仕切り壁の上部になるので目立ちません。

但し、積み重ねて建てていく性質上、高層階は適応できません。
そして、壁の耐力はその壁の高さが低い方が丈夫だという性質から天井高をあまり高くすることが出来ません。

この時代の公団住宅の床や天井が「直貼り工法」である理由はそこにあるのです。
現場のお宅の元の室内天井高は2m40㎝でした。
現代の住宅は最低でも大体2m45㎝~50㎝くらいはあり、中にはマンション・一戸建て共に2m70㎝以上の天井高を確保している住宅も少なくありません。

さて、話を「床」に戻しましょう。
「置き床工法」の場合は地床の上に敷く桟が4㎝位、その上に貼る床材の多くは1.2㎝位はあります。
つまり、この時代の壁式工法の建物の床は「置き床工法」にすると「直床工法」と比べて室内有効天井高は最低でも4㎝くらい低くなってしまうわけです。

そんな理由でこの現場では技術的に可能でも「置き床」にするメリットはありません。
それでも築20年程度の公団住宅は「直床」が元々厚みのあるフロ-リングになっていたのですが、この現場の時代の公団住宅は新築時は下地材に等しい薄い床材の上に入居者がカーペットや薄手の長尺床材などを敷くようになっていました。

フローリングのリフォームには「直床用」の床材があるので、この際、フローリングにすることも出来ますが、この現場の床には「コルク材」が敷かれていました。

本物のコルクは湿気を吸収してショックを和らげるなどのメリットで一時期流行したことがありました。
価格もそれなりにけっこうしたと思います。
しかし、けっこう汚れ易く、拭き掃除もし難いという欠点もありました。
今回、お客様は床材の張替えを希望されました。
しかし、張替えは既存のコルクを剥がさなければなりません。
ご存じかもしれませんが面一杯に糊づけされたコルクはキレイに剥がすことは不可能で、もし剥がすとなれば「削り取る」感覚の作業になり、時間も費用も相当の手間がかかります。

従ってis・Livingでは今回は「張替え」ではなく、既存のコルクの上から床材を貼る方法をお奨めしました。

そこでお客様が一つ心配ごとを申されました。
それは、既存コルクの上から床を貼ると、床の厚み分で隣室との段差や扉のひっかっかりが出ないか?ということです。
しかし、心配はありません。
床材には所謂、長尺のCF(クッションフロア)やPタイル、エンビタイルなどの他にも「上貼り専用」の薄いフローリングもリフォーム建材にはあります。
今回はお客様のご希望で「テラコッタ調」のエンビタイルを貼ることにしました。
※床材に関しては以前の「床選びの記事」をご参考ください。

元々のコルクが縮んで隣室のフローリングより1mm位下がっていました。
今回使用したエンビタイルの厚みは2.5mmありますが、下地のコルクが軟らかい素材なので、隣室ノフローリングとの段差分、コルクの端を緩やかに削って段差±0に出来ました
もちろん、扉下辺も擦りません

さぁ、工事です。
素人目だとこのテの床貼りは床の端から追っていくシンプルな考えを思い付きますが、床を貼る職人さんは「目合せ」に拘ります。
特に築年数の経ったコンクリート造の部屋は歪んで直角が出ないので、端から追っていくと、最後は壁面に対して目が斜めになることが気になります。

P7230090.jpg

職人さんは、そのことを想定しながら事前になんどもシュミレーションしてスタート位置を決めて行きます。
これをすることで同時に材料のロスも最小限に抑えられます
※業者さんによっては見積の時には安全の為にこのロス分を多めに計上されることがあります

P7230091.jpg

両端の目合せがどうなるかを想定しながら最初の1列目を真ん中から貼り始めます。
既存床には先に接着剤を塗り、ハケで慣らしておきます。

P7230092.jpg

↑↑ 隣室のフローリングに合わせて予めコルクの端を緩く削ってあります。

P7230093.jpg

この辺りまでは観ていてもパッパと作業するので、けっこう簡単に見えますが・・・
端の部分はほんの数ミリの隙間に合わせて材料1枚ずつ加工しながら貼るので、けっこう大変なんです。
そして家具がある場合は工事個所を一時的に避けなくてはなりません。

P7230094.jpg

その端の細かい個所を細かく材料を刻みながらはめていく職人さんの根気には感心します。
家具を置いて見えなくなる部分にも決して手を抜きません。(当たり前ですが・・・)
サッシの縁は上下の歪みも加わり難儀しました。

P7230095.jpg

午後3時過ぎから着手して約7畳の広さのキッチンの床貼り作業は何とか明るいうちに終わらせることが出来ました。
P7230096.jpg

もう晩御飯の支度に台所に立っても大丈夫ですよ!

今回の工事に際してのポイントは・・・
まず、元の建物構造をよく理解して適切な工法と材料を選定すること。
次に、経年数の経ったコンクリートの建物は直角が出ないことを想定して「目合せ」すること。
そして、見えない個所の隙間もきっちりと埋めて仕上げると仕上がりがキレイになる。
といったところでしょうか。

以前のコルクに比べ、お客様が選んだ「テラコッタ調」(素焼き風)はサーモンピンクのような温か味のある色合いで部屋が明るく清潔な感じになりました。
ご希望があればこれに目地を入れることもできますが、今回は部屋の広さとのバランスで目字無しで敷き詰めてみました。
こうして施工写真を見てしまうと材料の薄さがわかりますが、完成現場だけを見るとまるで本物のタイルを敷き詰めたみたいに仕上がっています。
水にも強いので台所には適材だと思います。

「張替え」は既存床の剥がし~処分の工程が加わりますが、リフォームには「上貼り」はその意味でもコスト・施工時間などメリットは多いです。

is・Livingは床をはじめとする内装リフォームの色選びは時間をかけてお客様のお好み・悩みをお聞きし、一緒に考えて決めて行きます。
基本的に自分の好みの色を選ぶということは、その人の「お気に入り」の空間に仕上がることを想像できるので色選びがとても楽しくなります。
たくさんの種類の材質からお好きな色を選んでいただけるように見本カタログを多数用意しております。

是非、お気軽にご相談ください。

<お問い合わせは>
is・Living営業企画室
E-メール:sasaki@is-living.info
電話:042-319-6480 FAX:042-319-6481




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Author:アイエス・リビング株式会社
発信:is・Living営業企画室
東京都多摩市落合1-5-1-701

is・Livingは多摩ニュータウンを中心に住宅のリフォームのプランニング~施工を承ります。
一戸建からマンションまで、内装・外装・設備・外構など住宅に関する一式をお客様のご要望をよく伺ってご予算に合わせた計画を提案することを得意としております。

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「暮らし」がキーワード!
当ブログではリフォーム工事に関することだけではなく、暮らしに役立つ情報の広場として継続的にご愛読いただければ幸いです。

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