アイエス・リビング_SmartStyle

is・Livingが造るmono=「居心地の良い空間」 「工夫とアイデアで実現するローコスト」 「楽しくなるプランニング」 「機能的な動線」

  アイエス・リビング_SmartStyleのナビゲーター   トップページ > スポンサー広告> 施工現場・施工実例紹介 > 勝手口扉の交換工事  

スポンサーサイト

-- - --/-- [--] - --:--

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

勝手口扉の交換工事

2010 - 11/21 [Sun] - 00:00

川崎市一戸建て住宅:勝手口扉交換工事現場

過日ご案内した「ジャロジー窓開閉レバー修理」を行ったお宅でのメイン工事であった「勝手口扉交換」の工事を紹介します。

閑静な住宅街の傾斜地に建つ地上2層(木造)地下2層(RC)のこの建物はスペックの通り、かなり大きく立派なものですが、周りの景観に自然に溶け込み、その大きさをあまり主張しない様に巧みにデザインされていて、建築に携わる私としてはとても憧れる設計技術だと思いました。

そのシックでモダンな住宅を引き立てるのに大きな役割となっているのが扉・窓などの外部建具です。
一般住宅用の規格サイズのものではなく、窓には高さと重厚感のあるビルディング用サッシが用いられ、家屋の内外の扉も全てオーダーであつらえてありました。
その効果は一目でわかるほど素敵で、私個人的にも今後のリフォームデザインの参考になる部分をたくさん見せていただきました。

ただ、一つだけ残念な部分だったのが今回工事させていただいた勝手口扉なのです。
但し、この勝手口は前面道路に面する地下2階部分(傾斜地の為)から勝手口門より地上1階まで階段を上がって辿り着くので外部からは見える位置ではありません。

しかし、大変失礼ながらその扉の材質はいわゆるポリ合板の貼り合わせで中は空洞の軽くて貧弱なものでした。
それが設計者の想う意図的なものであれば大変申しわけないのですが、この扉は外気と雨に当たればすぐに表面が劣化して剥がれていくことは確かです。
人目につかないところとはいえ、他の全ての部分が重厚な造りであるためにこの部分の劣化はどうしても毎日出入りしている家主様は気になるのはごもっともだと率直に思いました。

さて、扉の交換工事というのは基本的には難しい工事ではありません。
多くの住宅はサッシメーカーの既製品を用いている場合が多いので、その時は同じ規格サイズの既製品を選ぶことで簡単に工事できます。

しかし、今回のお宅の場合、外観のシンプルさとは裏腹に決定的な問題がありました。

ひとつは扉のサイズが特注サイズで規格品に当てはまるサイズのものが無いこと。
そしてもう一つ・・・
扉の枠材を挟んで通気と明かり採り用のジャロジーがあるのですが、この窓が厄介者になってしまいました。
P7090051.jpg
室内側から観た写真 扉右側に枠材を挟んであるジャロジー窓・・・コイツが・・・

つまり、元の扉の幅が既製品にあるサイズで合せるとなると枠を拡大する必要があるのですが、このジャロジー窓がある為に枠材を交換することが出来ず、既存のものを活かすしか方法がありません。
となると再度特注品を作成することになるのですが、これまでと同じ材質のものでは再びすぐに劣化してしまうことが解かっているので、どうせ交換であれば劣化しないアルミ素材を用いたいところです。
ところがアルミ素材で特注するとなるとコストがかかり過ぎます。

現に家主様はそのことで悩んでいました。
人目に着かない場所に特注の扉を作成するのは費用対効果を考えると得策ではないからです。

そこでis・Livingではいつものようにお客様と本音でお話を伺い、 「割り切る」ことでコストをかけない方法を提案をします。
その割り切る条件とは・・・

既存の枠の内法に極力近いサイズの既製品を使用すること。
既存の枠を活かす為にアルミの枠は外部にかぶさるように出っ張ること。


この2つの欠点を理解していただくことでローコストの改修ができるのです。
但し、欠点をそのままにするのではなく、それを補う対策ももちろん加えます。

ます、既製品サイズで既存の枠幅に収まる最大限広いサイズの製品をチョイスしました。
これで有効開口幅は既存より約3㎝狭くなります。
それでもアルミの外枠の一部を外部に張り出させることでこれだけのリスクで納まりました。
そして外部に出た部分(約3㎝)は新たに木枠を作成して化粧のように被せることにしました。

扉は現代的な物でガラスが上下に動き、通気できるタイプのものです。(YKK-AP製)
これに伴う防犯・断熱対策も2か所のディンプルキー・脱着式サムターンで防犯し、ガラスは複層ガラスで断熱します。
※ディンプルキー=磁石式のピッキング出来ない構造
※サムターン=内側からカギをかけるツマミ 脱着式だとガラスを割って手を入れられても回せない
※複層ガラス= 二重ガラス 空気層が出来るので断熱効果が高く、結露も起きにくい


こんな場合、細かい仕上がり具合については造り手側は解かっているのですが、お客様は完成するとどんな風になるかはなかなかイメージできないものです。
それだけに事前に納得いくまでお話を聞き、説明をさせていただきます。

さて、工事です。
まずは既存の扉を外し、上部の欄間部分を今回の既製品サイズに合わせて約12㎝カットします。
(扉有効幅が約3㎝狭くなりますが、高さは10㎝上がります)
P9170025.jpg

予め解かっていたことですが、元の扉の材質に合せて欄間部分も合板の張り合わせなのでカットした断面は空洞になっていしまうのでこの時点で補強を入れておきます。
P9170026.jpg
元の欄間の断面は扉と同様に空洞になっています

次に土間の部分も既成アルミ枠をはめ込んで固定するためにカッターを入れます
P9170023.jpg
この時は激しい粉じんが出るのでもう一人がバキュームを当てながらコンクリートを切っていきます

上下必要な有効開口を確保したところでアルミの扉枠を仮止めします。
この時にジャロジ窓がある側の元の木枠に新しいアルミ枠が被さるのが解かりますね。
P9170028.jpg
奥に見える機械からレーザー光線を当てて水平・垂直の位置出しを慎重に行います

枠の位置を仮止めしたら左右の隙間を埋める補助枠の原寸を測って木材をカットします。
それを既存の木枠とアルミ枠の間に挟むようにしてはめ込み、正式に枠を固定します。
PA060072.jpg

そして扉を取り付け、開閉がスムースかをチェックします。
PA060074.jpg
もちろん一発でOKでした

完全に固定してから今度は内側の隙間を囲むように木枠で巻いていきます。
PA060080.jpg
最初、雑に切断しているように見えましたが、これで完全に塞がります

内側の枠造作が終わったらカットした土間と下枠の隙間をモルタルで埋めるように補修していきます。
PA060096.jpg
この後、躓かない様に均していきます

そしてモルタルが乾くまでの待ち時間は休憩も含め、次の段取りを効率よく行います。
まずは外部の枠周りに防水テープで防水処理していきます。
この時点で勝手口としての機能は果たせる状態になり、一安心です。
PA060075.jpg
白いフィルムを剥がすとベトベトの黒いブチル材(防水材)が現れます。

一方では外部のアルミ枠を囲む化粧枠材をカットしておきます。
PA060089.jpg
大工さんは丁寧に切り込みを入れていき、ペーパーで表面を磨いておきます

土間のモルタルが乾いたのを確認したら外部の化粧木枠の取り付け作業に入ります。
起点をどこから取り付けするか?けっこう考えなければなりません。
PA060091.jpg
取り付ける前に上部の角を組み立てておきます

起点を固定したら上下左右を一気に固定します。
PA060094.jpg

真新しい四方の木枠が点いて形は出来上がりましたが元の木枠が無塗装のままのもので経年により乾燥と黒ずみがあったので、新しい木枠がヤケに浮いてしまっています。
そこで新しい木枠を塗装していきます。 ・・・まずは内側から
PA060097.jpg
内側は元の枠材の塗装に色合わせします。

そして外部も・・・
PA060098.jpg

外部は無塗装だった元の木枠と合うように薄い色のウレタン塗料で仕上げます。
これによって雨に対しても耐久性が高くなります。

ようやく完成!
PA060099.jpg

塗りたての時は枠が目立ちますが、1年位経つと適度にヤレて自然な風合いになってきます。
PA060100.jpg

それでも外部に化粧枠を四方にまわしたことで飛び出したアルミ枠は言われなければ解からない程、違和感無く納まりました。

当初は敷地の外からは人目に触れない場所なのでローコスト工法を提案したつもりでしたが、終わってみれば枠の造り込みや塗装など、当初の予定外の工程も取り入れて手間をかけた工事をさせていただきました。
それというのもis・Livingを信頼頂き、完成を楽しみにしていただいたお客様の気持が伝わったからに他なりません。
完成の状態をイメージすることは我々プロは当然のことと思っていますが、一般のお客様には大まかなものは想像できても細かいディテールをイメージすることは困難だと思います。
従ってあまり事細かにクドイ説明をしても逆に困惑させてしまいますし、逆にあまりにもアバウトな説明でも不安感を抱かせてしまいます。

要は事前のヒヤリングと説明に時間をかけることは、その最中は早く決めたい気持ちがあっても、工事が始まってから安心してお待ちいただく為には決して無駄な時間にはなりません。

目的・用途・ご予算など、色んなことをじっくりお聞きし、それを反映させた提案をさせていくのがis・Living流のリフォームなのです。本工事はもちろん、家屋の外装に関するリフレッシュのこともお気軽にご相談ください。

<お問い合わせは>
is・Living営業企画室
E-メール:sasaki@is-living.info
電話:042-319-6480 FAX:042-319-6481


 | HOME | 

プロフィール

アイエス・リビング株式会社

Author:アイエス・リビング株式会社
発信:is・Living営業企画室
東京都多摩市落合1-5-1-701

is・Livingは多摩ニュータウンを中心に住宅のリフォームのプランニング~施工を承ります。
一戸建からマンションまで、内装・外装・設備・外構など住宅に関する一式をお客様のご要望をよく伺ってご予算に合わせた計画を提案することを得意としております。

is・Livingの全ての仕事は
「暮らし」がキーワード!
当ブログではリフォーム工事に関することだけではなく、暮らしに役立つ情報の広場として継続的にご愛読いただければ幸いです。

最新記事

月別アーカイブ

カテゴリ

FC2カウンター

検索フォーム

リンク

QRコード

QR
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。