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キッチンカウンター造作の施工例

2011 - 04/15 [Fri] - 00:00

3月中は3.11震災に関する記事に終始してしまいました。
あれから1カ月が経ち、世の中は(特に被災地以外)ずいぶん平常化を取り戻してきました。

is・Livingの当ブログも当初予定していた記事からずいぶんと変更されたので、この辺で元に戻したいと思います。

震災前の記事では「DK(ダイニングキッチン)のレイアウトを考える」 ←よろしければおさらいのつもりでクリックしてもう一度読んでください というタイトルで、カウンター収納の家具造作をお奨めすることを書きました。
そこで間が空いてしまいましたが、今回はその実例として壁付キッチンユニットのDKで造作したカウンターテーブルの現場をお見せします。

現場は多摩ニュータウン・旧公団の分譲団地で築35年経過
正直申し上げて「昔ながらの団地」といった建物です。
この時代の団地ですから台所(DK)は8畳に未たない広さです。
リビングに隣接しているものの一区画として部屋は独立しています。
この間取りだとどちらのご家庭でもこの部屋(DK)にダイニングテーブル・食器棚・レンジ台・冷蔵庫などを部屋の内法(うちのり)に置かなくてはならないので、現実的には4人掛け以上のダイニングテーブル+イスを置けば床面積のほとんどを占拠され、冷蔵庫の出し入れも食器の出し入れも横歩きの動線を強いられます。

築35年を経過しているとなると新築時からずっと住んでいらっしゃるご家庭ではお子様の独立などによってそこで暮らす家族構成が変化しているのがほとんどだと思います。

しかし、新築入居時に買いそろえたテーブルや食器棚などの家具類というのはお金の問題とは別にそうは簡単に買い替えたりはしないものです。
逆に長年の間に台所用品は食器類をはじめとする小物がけっこうな数で増えていることと思います。
入居家族が減ったダイニングテーブルは自然と慢性的な小物置き場になっていませんか?

人が減る → 物は増える = スペースが空く → 物を置く

そこで現状の家具類とそこに納まっている物を整理するきっかけとして収納家具造作のリフォームというのは物理的なものだけではなく、気持ちの上でも良い機会になると思います。

プランニングをする前にまずは現在使っていないもの、もう何年も出していないものを思い切って処分する。
そして残った本当に必要な物を納める容量に視合う収納を造作する。プランニングの考え方は至って簡単ですが、「物を処分する」(=捨てる)という行為は人それぞれの価値観によってなかなか一気に実現しないのが実態です。

現場の話に戻りましょう。
こちらの現場は現在熟年のご夫婦2人住まいのご家庭です。
8畳分に満たないDKの真ん中には入居時から使用しているダイニングテーブルにイスが4脚(内2脚は別の部屋へ)の他、冷蔵庫と食器棚がキッチンユニットの反対側の壁面に置かれていました。

P6250005.jpg

上の写真でお気付きでしょうか?実は冷蔵庫と食器棚は過去に一度、隣室の間仕切りをリフォームして隣室側に押し込んだように納まっていました。
このリフォーム以前は冷蔵庫はサッシ窓の半分を塞いでいたことがわかります。

しかし、実際は冷蔵庫は壁より半分前に出て逆に食器棚は半分引っ込んだ状態で納まっていて、壁面が揃っていません。  (この問題の解決に関してはまた別記事で紹介します) 

ヒヤリングによるとこのダイニングテーブルでは一応食事をすることもあるらしいのですが、その言葉に対して実際は食材や台所用品がたくさん置いてあり、イスには買物袋がおいてあるので習慣的にここでゆっくりと食事をする環境ではないことは直感でわかります。
こちらのご家庭に限らず、このスペースであれば同じ団地のほとんどのご家庭では食事は自然と隣のリビングかその隣の和室を使うでしょう。

ヒヤリングを続けます。
現状で困った点を伺っても、もうその生活に慣れていらっしゃるのでお客様からはそれほど具体的な問題点は出ません。
では、ご要望を伺うと、「できればいちいちテーブルの上をかたずけなくてもいいように小物を整理したいのと、できればここに気軽に座ってお茶を飲んだり奥さんが料理中にご主人は座って何か手伝ったりしたい」と言った感じでした。

まず、テーブルの上に置かれた小物の整理については4人用のテーブルがあるからそこに物を置くという原理が当てはまります。
次にこのテーブルでちょっとした飲食をする場合、テーブルの上のものをかたずけるとは言っても平面上のことなので小物は隅に寄せる程度でしょうからそこに空いたスペースで飲食しても気分的には何となく落ち着かないはずです。
また、イスに置かれた買物袋を見て思ったのは大きなテーブルの下のスペースが活かされていないことです。

これだけで直感的に「カウンターテーブル」の造作とその形がひらめきました。
ポイントは以下の通り・・・

① 幅は現テーブルと同じサイズで違和感無く
② 奥行きはあと少し積めて食器棚との間隔を確保
③ 段差を用いて調理台と食事のゾーンを分ける
④ テーブルの下はフリーの収納スペースを設ける
⑤ テーブル面は角を丸くして安全かつ動き易い動線を確保


そして描いてみたのがこんなカウンターテーブルです。
P1010259.jpg
P1010260.jpg
テーブル面に段差をちけて角を丸くした感じ、下の部分に収納スペースを設けた感じを絵にしました。
でもこれはあくまで造り手側の資料です。 お客様はこれだけを見てもピンとはこないですね。

そこで・・・
P6250002.jpg
P1010261.jpg
そこで写真を元に配置したイメージスケッチで大体の雰囲気を確認してもらいます。

今回のカウターテーブルは天板をタモの集成材で、脚は収納スペースを設ける為に4本脚ではなく、3方向をランバーコアという厚めの構造材で枠組みすることにしました。

タモ材は高価ですが、材質が硬く、反りも出ないのでカウンター材には最も適した木材と言えますが、ご予算によってはパイン材を用いても十分に質感の高い物ができます。
天板の仕上げは表面を研磨した後にウレタン系の塗料を塗り、再び微粒子で研摩→ これを3度繰り返すので表面の艶はもちろん、耐水性も十分に強くなります。

P7260005.jpg

下の枠組みは組んだ後に表面は塗装ではなく、部屋の壁と同じクロスで仕上げます。
こうすることによって元々造り付けであったかのように部屋と一体感のある仕上がりになり、コストもそれほどかかりません。

P7260013.jpg
工事ては天板と枠組みを予め作業場で作成して、現場で組み立てます。

今回は重量があるので床に固定はしませんでした。
位置を固定する場合は下を合板で枠組みするのではなく、垂木でフレームを組んで床に固定し、表面は部屋の壁と同様にボードを貼っていく方法を用いることもあり、これらは物の大きさ・形状などによってどの工法でいくかを判断していきます。(コストはどちらもそれほど変わりません) 

P7260015.jpg

組み立てている時は下の枠材が粗く見えますが、クロスを貼って、更に下には巾木を回してやるとグっと見栄えが良くなってきます。

さぁ、それでは仕上がり具合を見てください。

P7260023.jpg
クロスを貼ることで部屋との一体感が生まれ、天板は角を丸くしてやることで横歩き不要の動線が確保されます。
天板は上下2段になっていますが、上段は後ろのキッチンとピッタリ高さを合せているので料理を盛りつけたりする時には、さっと振り向いて全く違和感無く使えます。
下段は元々のダイニングテーブルと同じ高さにしたので食事をする時に既存のイスを用いてもこれまでの慣れたポジションを継承しています。
(今回のお客様は既存のイスは処分して新たに丸イスを2個置いたのでとてもスッキリしました)

P7260020.jpg
裏側はというと、下の収納部分は棚板の高さを何段階か自由に調整できるようにしてあります。
ここに扉を付ければ食器棚としても使えますが、ここは敢えて扉を用いませんでした。
理由は開け閉めの扉白がうっとうしいということと、開け閉めの行為自体が煩わしい事、併せてこの部分は表からは視線に入らないのです。
使い道としてフライパンや鍋など、出し入れ頻度が多いもの、またはゴミ箱や米櫃などが良いと思いますが、ここから先はお客様に自由に使いやすく整理してもらいましょう。
扉が無いということはその分のコストが不要だということも大きなポイントです!
天板の段差には有効で15㎝の空間があるのでここに卓上調味料や茶筒、毎日使う食器など使用頻度が高く、これまでテーブルの上に雑然と置かれていたものを整理した状態で収納できます。
雑貨店などで箱やトレーを購入して整理すると更にスッキリと使いやすくなりますよ。

床接地面は巾木によって見た目が締まると同時に掃除機も当て易く寸法を計算してあるのがポイントです!
更に「言われてみればナルホド!」というポイントなのが下の枠組みの絶妙な大きさです。
天板の面積に比べてけっこう内側に小さくしてあることにお気付きですか?
収納面積を増やすのであれば下の枠組みは天板面積に限りなく近い大きさにするべきです。
しかし、敢えて二周り以上小さくした理由は次の通り・・・

① 絶対的な部屋の面積が狭いので少しでも床面を多く見せることで部屋の空間の圧迫感を無くす。
② 枠の外側・天板の下にゴミ箱などを置くとはみ出さずにすっきり収まる。
③ 枠が合板=釘が効くので買物袋などをひっかけるハンガーなどを取り付けられる。
④ テーブル面を丸くした部分も違和感無く足を入れて座れる。


などなど、空間イメージと機能性を両立させているんです。
これは現場ごとにわずか数センチ単位で寸法を決めていくのですが、限られたスペースに大きなものを設置する場合、このわずか数センチがとても大きく違いを感じることが出来、これこそが既成の家具では成し得ないオーダー造作をする大きな意味があるのです。

こうして35年前の新築入居時に4人家族だったこちらのお住まいは現在は御夫婦2人住まい。
来客は比較的多いとのことですが、ご夫婦2人の時にはこのカウンターテーブルで造った料理を盛り合わせたり、御主人が下ごしらえを手伝ったり、お茶を飲みながら寛いだりと快適に御使用いただいています。

また、脚の枠組みのところにはフックを取り付けておいたので、買物袋などを掛けていただいており、「床に物を置かなくなった」と喜んでいただいています。

そう、床に無造作に物を置かなくなると部屋はとてもスッキリします。
そうすると常日頃から自然と整理整頓する習慣になるので、それがだんだんと部屋全体に対してスッキリさせたくなってくるようになるものです。

↑↑ 一番下の裏側(キッチン側)から観た完成写真でお気付きでしょうか?
せっかく隣室に引っ込めた冷蔵庫と食器棚が凸凹に配置されてキレイに納まっていなかったので、この工事と併せて隣室側との仕切をやり直して更に壁と面一になるように食器棚も造作しました。
この壁面とカウンターテーブルを数センチ単位で寸法を追っていったことで広くは無い台所を横歩きすることのない動線が実現したのです。

次回はこの食器棚の造作についても少しばかり紹介させてください。

is・Livingはこのような家具の造作に拘りをもっています。
それは既成の装飾された高級家具と違い、見た目は豪華ではありませんが、シンプルで高機能性を目的としたものを部屋のサイズに合せて造り込むこと、そしてその「シンプル」は無駄を無くしてローコストを実現しています。
今回の固定しないカウンターテーブルなどは賃貸住宅にお住まいのご家庭でも大変有効です。
狭い部屋ほど数センチ単位の余裕が大きく効果を現わすことを是非皆さんにも実現していただきたいと思っております。

<造作家具のお問い合わせは>

is・Living営業企画室
東京都多摩市落合1-5-1-701
TLE:042-319-6480 FAX:042-319-6481
Eメール: is.living.co@gmail.com




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発信:is・Living営業企画室
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is・Livingは多摩ニュータウンを中心に住宅のリフォームのプランニング~施工を承ります。
一戸建からマンションまで、内装・外装・設備・外構など住宅に関する一式をお客様のご要望をよく伺ってご予算に合わせた計画を提案することを得意としております。

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当ブログではリフォーム工事に関することだけではなく、暮らしに役立つ情報の広場として継続的にご愛読いただければ幸いです。

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