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1㎝・1㎜に拘る食器棚の造作(前篇)

2011 - 04/26 [Tue] - 00:00

前回ご紹介したDK(ダイニングキッチン)の中心に置くカウンターテーブルと併せてこちらの現場では収納家具=食器棚 などを造作しました。

これは、DKを総合的にバランスよく仕上げるというテーマで臨んだ工事の一部です。

一般的にDKに置く家具というと・・・
食器棚・ダイニングテーブル+椅子・レンジ台 などでしょうか?

そしてそれらに収まる家電製品というと・・・
電子レンジ・オーブントースター・炊飯器 などの調理器をはじめ、
他にもコーヒーメーカー・ミキサー・ポット などが挙げられます。

それ以前に必需品として 冷蔵庫 という大物が単独で置かれます。

書き並べるとどれも当たり前のものばかりですが、けっこう多いと思いませんか?
これに食器や小物類が更に加わるわけですが、あらためて考えてみるとその割に家全体に対してDKが占める面積って小さいと思いませんか?

もちろん絶対的に広いDKの家にお住まいの方もいらっしゃると思いますが、現実的には10畳以下の広さのDKにお住まいのお宅は少なくありません。
 ※注)近年はダイニングとキッチンをきっちり分けたプランが多くなっていますが、この記事ではあくまで「DK」として一部屋になっているお宅のケースで取り上げています

DKというのは限られたスペースに細かい物を含めて様々な物を収納したり配置しなければなりません。
しかもそれは毎日のように出し入れ頻度が高いものばかりなのでできるだけ機能的に整理されていなければなりません。
そこにDKのD=ダイニング(食事する場所)が加わるのは正直なところ使い勝手に限界があります。
だから多くのご家庭では生活年数が増え、家族構成が変わるにつれ、あまり使われない物が増えることによりDKの機能(特にDの部分)が圧迫されてきています。

DKのリフォームは、プランニングの前にまずはこの「物の整理」から始める事が大切です。
それは大きく分けて・・・

① 2年以上全く使われていない物
② 1年間にほんの数回しか使われていない物
③ 使うかもしれない?と思って一応とっておいてある物
④ その他 = それなりに使用している物 = 必要なもの


こうして書くとどぉってことないようにも思えますが、上記の①~③までに該当する物は恐らく無くなってもさほど問題は無い物と思いましょう。
もちろんその中にも個々の事情で簡単に捨てられないものもあると思いますが、こうしてズバッと整理して不要な物をピックアップするだけで台所に納めるべきものがずいぶんと減るはずです。

こうして残ったものを納める収納プランをすることでその部屋(台所)にとって必要最小限のサイズの収納をプランすることにより「居心地の良い空間」「動き易い空間」が生まれます。
その為に数センチ、数ミリ単位まで拘った収納家具の造作ができるようになります。

そしてもう一つ、家具というのは様々な奥行きサイズがありますが、これを全て壁に寄せるとその前面は凸凹になります。
心理的に床面に凹があるとそこは自然と物が置かれ易くなり、ホコリも溜まり易くなり、結果として掃除や整理する手間が増えることになります。
これも家具を造作することによって奥行きサイズを1㎝でも1mmでも無駄なく揃えることでスッキリしたフロントが整備されます。

それではそれらの目的を適えるために限られたスペースでサイズに極限まで拘った食器棚を造作した工事をご紹介しましょう。

現場のDKの広さは約7畳
長手方向壁面に流し台が設置してある極オーソドックスなレイアウトです。
短手方向に幅1間(180㎝)の掃き出し窓があります。
従って家具・家電のレイアウトは必然的に流し台と反対側の長手方向しかありません。
そこに冷蔵庫・食器棚・レンジ台などを配置するのですが、実はこの面には元々壁がありません。
実は隣室の出入口となる引き違いの戸襖(とぶすま)があったそうです。

この隣室は家族構成が変わったことにより、納戸として使われていた為、約10年以上前に一度リフォーム工事をして和室だったのをフローリングにして戸襖を廃止し、出入口には半間のドアが付けられていました。
そこに元々あったDKとリビングを仕切る両面ハッチ式の食器棚と冷蔵庫を並べて納めてあったのです。

P6250005.jpg
過去に冷蔵庫・食器棚を隣室側に引っ込ませるリフォーム工事をしていたのですが・・・

普段、居室として使用しなくなった隣室は少し狭くなっても台所の大型家具をそこに食い込ませるように納めるという考え方は正解で、元々7畳程度の部屋の内法に置かれていた冷蔵庫や食器棚が隣室に引っ込んだ分、有効床面積が広くなってはいたのですが、せっかくそこまでしたのに食い込ませ方が中途半端に納めたために冷蔵庫はDK側にやや飛び出し、逆に食器棚は引っ込み過ぎで何だか前面が凸凹なのが残念です。
冷蔵庫も食器棚も高さがほぼ同じでちょうど隣室の戸襖の鴨居まで下がった梁(はり)の下にほぼピッタリと納まっているだけに惜しい気がしました。
・・・・何故だろう?

P7210068.jpg

それは隣室側から見てすぐにわかりました。
冷蔵庫の背面を食器棚に合せて一面の壁を設けていたのでした。
でもそれなら何故?食器棚は引っ込み過ぎていたのか?
冷蔵庫の奥行きは約60㎝、食器棚の奥行きは約40㎝でした。
これは推測なので断定はできないのですが、冷蔵庫と食器棚の奥行きの中をとって10㎝ずつ出して引っ込めたとしか思えません。

P7210067.jpg
実際に食器棚の足元には隣室のフローリング部分が10㎝はみ出していました。

本当は同業者の工事のことを酷評することはあまり良い事ではないのですが、この現場の場合は正直言って残念な気持ちになりました。
お客様もこれはご自分がちゃんと確認しなかったからだと言ってましたが、その本当の気持ちは十分に伝わりました。
せっかくお金を使って一度手入れした個所を再び作り直すという行為は相当な勇気がいるはずです。
だからお客様は最初は「これでいいんだ」と諦めるように悟っていました。
それならどうせ治すなら今までずっと目について気になっていた部分を全てキレイにスッキリさせ、同時に収納部分もジャストサイズに造り変えようという提案をさせていただきました。

そしてお客様はこれを機にこれまで溜まった不要の物と古い家具を全て処分をして、キレイになる内装にふさわしい家具を造作する決心をしてくださいました。
するとどうでしょう? 面白い物で思い切って最初に物を仕分けて捨てるアクションを自ら興すと何かが吹っ切れたように不要と思う物をどんどん処分されました。

さぁ、その勢いに乗っかるように今まであった冷蔵庫と食器棚の背面に設けられた壁を解体します。

P7210070.jpg

狭いと思っていた台所も隣室との壁がなくなるとけっこう広く感じます。
次にDK側の梁の下にピッタリ合うように冷蔵庫を配置してその背面に新しく仕切る壁の下場に垂木を打ちますが、冷蔵庫の奥行き=60㎝(ほとんどの冷蔵庫の奥行きが同サイズです)に対して新しく造作する食器棚に60㎝の奥行きは必要ありません。(奥行き60㎝もあったら返って使いにくくなります)

P7210074.jpg

そこで整理して残った食器類を全て見せていただき、最も大きな大皿の直径を確認。
さらに新しい食器棚は中段に電子レンジとオーブントースターを納めるレイアウトにした結果、最終的に決定した奥行きは43㎝となりました。
※ これによって隣室側の壁には段差が出来てしまいますが、この部屋の用途は「納戸」なのでこの凹み部分を利用して収納棚を設けました。
施工前にお客様にはこれらがどんな仕上がりになるか?解かり易いように例によってイメージスケッチで確認していただきます。

P1010658.jpg
壁面・正面から観たレイアウト図(1/10)

P1010659.jpg
設置した時の完成イメージ図

こうすることで、その後の工事でお客様の心配を少しでも無くすようにして一気に造り上げていきます。
作業効率を上げるには現場で材料を切って組み上げるよりも予め大体の部分を作業場で作成しておきます。

P7220077.jpg
食器棚:扉位置・枚数など、レイアウト図に忠実に造り込みます

P7220079.jpg
今回はこの食器棚と同じ意匠でリビングとの間にコーヒーメーカー・電気釜・米櫃
などを納めるカウンター式電話・FAX台も併せて作成しました。


ここまで2班に分かれ、作業場で家具の本体を組み上げている間にもう一班は隣室を仕切家具の背面となる新しい壁を立てていきます。

P7230082.jpg
冷蔵庫や旧食器棚が置いてあるのは工事期間中も日常の生活が出来るようにする為です


さぁ、両方の準備が整ったところで組み立てた家具をトラックで現場に持ち込み、いよいよ組み付け開始となります。

P7230083.jpg


ついつい記事の文面が長くなってしまったので、今回の記事はここで終わりにします。
続きは(後編)として次回の記事にてご紹介させていただきます。
・・・・・お楽しみに! <is・Living> 




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Author:アイエス・リビング株式会社
発信:is・Living営業企画室
東京都多摩市落合1-5-1-701

is・Livingは多摩ニュータウンを中心に住宅のリフォームのプランニング~施工を承ります。
一戸建からマンションまで、内装・外装・設備・外構など住宅に関する一式をお客様のご要望をよく伺ってご予算に合わせた計画を提案することを得意としております。

is・Livingの全ての仕事は
「暮らし」がキーワード!
当ブログではリフォーム工事に関することだけではなく、暮らしに役立つ情報の広場として継続的にご愛読いただければ幸いです。

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